もしお時間があるならば……、手紙を下さい。
10月1日から5日間、松江に滞在いたします。ひとりぼんやりしていると思いますので<DOOR ハタオカズミ宛て>にお手紙を頂けると嬉しいです。もちろん、期間中でしたら松江よりお返事いたします。展示も手紙をモチーフとしております。そんな繋がりと広がりがあると面白いかなと。遠いので来てくださいとは言いにくいための思いつきでございます。私宛ての手紙というより、日々のちょっとしたことを書いて教えて頂けると嬉しいです。
690-0015 島根県松江市上乃木1-22-22
DOOR ハタオカズミ 宛て
2008.09.30.tue 「しっとりとした雨の日に」
ゴミ捨ては朝にして、掃除、洗濯、部屋の片づけ。夜遅くにバスで出発するので、それまでいろいろ家のことをします。
50個目の文章は書けました。展示や、朗読のための準備をしてから、滞在の準備も一応。そんなことをしながらも、書いた言葉をどう伝えられるか、展示出来るかで頭がいっぱいです。松江で滞在すると言っても、いつも車で案内してもらうので、位置関係がよくわからず。インターネットで場所を調べて、ホテル、駅、DOOR、そしてSOUKAとアルトスの地図を作ってみました。明日は朝にたっぷり時間があるので歩いて行ってみようと思います。ホテルで自転車も借りれるみたいなので、後の日はそれで往復できそうかなと。町を知りたいというのもあるし、節約も兼ねて。しかし、そうなると台風の影響の雨が心配です。
数時間で出発します。もうこんなに贅沢な展示は最初で最後かなと思いつつ。でも、癖になったらどうしましょう。後ひと仕事してから行ってまいります。
2008.09.29.mon 「最近はどう?」
朝から雨。昨日の夜に見たベランダの朝顔の蕾がとても立派だったので、朝に咲くのを楽しみにしていました。青い花は咲いたのですが、朝方の冷たい雨にしっとりしています。ゴーヤは今頃になって黄色い花を咲かせ、朝晩冷えるやろに、とかわいそうに思うばかり。
展示の準備は順調でファイルを作ったり、キャプションを作ったりと細々とした作業。香苗さんや松江の友達から冷えてきましたよとメールで連絡をもらうと、服はどうしようかと悩みます。まぁ、悩むほどの服もなく、連日、似たり寄ったりの格好をしているはず。
まだ、後ひとつの文章を悩んでいます。大切だと思うほど感傷的になってしまう、そうではない方がいいと思うけど、このひとつが今回の展示の鍵になる。ノートに書いては消して、書いては消してを繰り返しています。
会社では、乳がん検診があり一年に一度の大イベント、健康診断もひとまず終了。お昼休みは雨だからというのと、しばらく関西を離れるというので、私にとって唯一の常連として振る舞える喫茶エイトへ。お昼時というのに、珍しくお客さんも少なく、お店の奥さんといろいろ話しをします。「最近はどう?」なんて聞かれると、何についてですか? と、やぼな感じで聞くのですが、その方にとっては何についてとかはではなく、日々全般。前にもそんなことを聞かれたなと思いつつ「展示前ですけど、調子は好いですよ」というと、あんたは心配ないというような笑顔。展示までの葛藤と、いつもながらのすっきりした気持ちを伝えると「わっかるわ〜」と、その方の感じることを話されます。私について、本当に心配はないそうです。また、そう言われることに笑ってしまいます。そう。そういえば、なんとなくの思いつきで考えていますが、松江の個展後に、そのお店、エイトで朗読会をすることを計画しております。入っていただける人数が決まっているので、告知とか募集とかをするようなことではないかもしれませんが、自分にとってしたい場所で、したい事をする。大切な時間を過ごして行きたいと考えております。でも、まだしっかりとは決まっていませんが。
もしお時間があるならば……、手紙を下さい。
10月1日から5日間、松江に滞在いたします。ひとりぼんやりしていると思いますので<DOOR ハタオカズミ宛て>にお手紙を頂けると嬉しいです。もちろん、期間中でしたら松江よりお返事いたします。展示も手紙をモチーフとしております。そんな繋がりと広がりがあると面白いかなと。遠いので来てくださいとは言いにくいための思いつきでございます。私宛ての手紙というより、日々のちょっとしたことを書いて教えて頂けると嬉しいです。
なんとなく、もしよかったらご参加ください。
690-0015 島根県松江市上乃木1-22-22
DOOR ハタオカズミ 宛て
2008.09.28.sun 「雨の唄を口ずさんで」
仕事が終わって、家に帰ってから作業。前よりも気持ちがやんわり、ゆるやかな自分がいます。作品の一部を送ってしまっているからか、それとも目標達成までに後文章がひとつだからか。その最後のひとつの言葉を残したまま、他の作業をしています。ただ、単なる、真ん中の中継点に過ぎないのにもったいぶっている自分。早よ、書かな。そう思います。
作業をしながら、松江の唄う人 “陽詩”こと持田陽平さんのCDを聴いています。きっと、展示の際にお会い出来るはず。温かい歌声。なんとなく、松江の人達を思います。まだ三回ぐらいしか伺っていないのに、緊張と不安を受け止めてくれるだろう人たちのことを。不思議なんですが、私を安心させる本当に大らかな気持ちの人たちが松江にはいるのです。
雨です。静かな雨です。ちょっとだけ、気持ちの中で「雨の唄」を口ずさみます。
2008.09.27.sat 「四年生の私に」
昨日に梱包した荷物をもう一度開けて、搬入がスムーズにいくようにと手を加えます。かなりの心配性と焦りの性格なので、今思うことはやっておいた方がいいはず。文章はあとひとつで50個になります。最後のひとつだというのに、そのひとつが完成していません。
文章を書くために、小学四年生の時の日記を母に送ってもらいました。実は、今の文章よりも面白いかもしれない。素直で、まっすぐで、一生懸命で。ぱらぱらと読むのですが、好い子ども時代を過ごしたんだなと我ながら思います。個展への作業も後少し。四年の私に背中を押されつつがんばります。
2008.09.26.fri 「となると気になる」
朝4時に目が覚めた。起きていようかなと思って、パソコンに向かって文章を考える。でも5時前くらいに、やっぱりもう少しと布団にもぐりこみます。外は雨。ビニールの屋根をバタバタと叩き付ける。5時半に起きて、6時半に起きて、結局8時まで布団でゴロゴロ。二度寝、三度寝に見る夢はわけわからず、それでも人の表情まではっきり覚えています。結局、朝に何も出来ないまま、スカートを引っ張り出してきて、黒のゴム長を履いて会社に向かいます。
明日には、作品や搬入に必要なものを送ってしまおうと準備をします。でも、梱包してしまうと、なんだか気になって仕方がない。実際の作品となる文章はまだ手元にあるというのに、また箱をあけてゴソゴソと。その場に行かないと出来ないのに、展示しやすく、ああしておいた方がいいんじゃないかとか、こうしておいた方がいいんじゃないかとか。展示用の文章を印刷して、後は残りの時間で書きたい文章を仕上げます。別に海外に行く訳でもないのだから、それほど緊張することもないのだけど、期間中に戻って訂正するなんてことも出来ないし、なんとなく気になって仕方がないのです。
今回は以前の展示の作品を販売いたします。その展示中には手放すことが出来なかったのですが、時間が経てば、まぁいいかと。売れる、売れないはどちらでもいいのですが、DOORにぴったりかなと思いまして。mizucaで行った「呼吸をするように」の言葉を刺繍した鞄です。ちょっと、滞在費になったりしたらいいなと下心もあったりしますが。
そうこうしていると、もう2時過ぎです。そろそろ寝ます。
2008.09.25.thu 「診断の日」
健康診断。会社に診療所の方が来てくださるので、仕事の合間、順番に診てもらいます。満35歳だとバリウムを飲んで胃の検査もして頂けるのですが、私は満34で来年から。この時期がくると体に気をつけなければと思うのに、結果が出て数ヶ月で“まぁいいか”の生活に戻ります。ドカンと悪くなったことがないので、この機会に歳をとってからのことを考えないといけません。診断の結果は数日後、すぐに分かる視力はいつも自信があって、ポンポンポンと答えた後に「よくできました」という言葉を頂きました。最近、目を使っているのでギリギリな気もしますが、今のところは大丈夫そう。
朝、晩が冷えてきました。後数日で松江入りだし、もっと涼しいのだろうかと心配になります。9月30日の夜行バスに乗って10月1日の早朝に着き、搬入。5日の最終日に朗読をして6日に搬出をします。そして、せっかくなので神有月の出雲に行きたいと思います。その日に夜行バスで帰って。次の日の7日は仕事。なんとも思い切ったことを考えてます。お金もないのに、滞在中のご飯はどうするんやって話で。もうこんな事は最初で最後ですね。表紙の仕事があったから考えられたことです。
本日、朝に家賃を振り込みにいきました。給料の半分以上は家賃ですから、表紙の仕事のなくなる来年のことを考えなければいけません。今年は収入があったので、倉敷、星ヶ丘、松江と展示を考えることができました。来年は自粛の年。朗読の行脚は出来れば、出来るならばといった感じです。
2008.09.24.wed 「最初の気持ち」
昨日の夜に、今日の作業のための材料を買いに行きました。前の展示からお世話になっているし「畑尾さん、がんばってください」と見送ってくれます。自分の頭に描く空間に向けて作業をするのですが、どうも進まない。昨日の夜も、今日の朝も続けてするのですが、何度も手を止めて考え込んでしまいます。途中だけど作品を展示のイメージのようにかけてみますが、どうも違う。このまま突き進むべきなのか、それとも。イヴェントの前に思い出したことを、また忘れてしまっていたように思います。二階に上がって、言葉を展示するために作ったものを眺めます。35個。しばらく考えて、紙をちぎり始める。余計なことを考えず50個にしようと。
今回の展示は、一年前のsewing galleryで行った「9つの机」から考え始めていました。一年かけて今の暮らしを文章にしたい。昨年10月「9つの机」で『九月の朝顔』という題名で書き始めることを決めました。今年の2月倉敷の蟲文庫で「九月の朝顔」という題で町家での出来事を綴った言葉と暮らしを刺繍した鞄を展示。蟲文庫も町家ということで何かイメージに繋がるかもしれないと考えたからです。7月のsewing galleryも、本当は文章の展示をしたかったのですが、短い文章もあれば、じっくり読むようなものもあったため、どういう風に伝えるか、立ち止まってくれるだろうかと悩みました。そして、暮らしのイメージを伝えるための空間、ギャラリーで自分が観てみたい景色を描くことに。文章は読みたい人が読めるようにと片隅に置きました。そして、10月のDOOR。なぜ、松江の本屋DOORなのか。好い場所だから、思い入れのある場所だからというだけではありません。まだ三回ぐらいしか会ったことのない店主の香苗さんと、手紙でやりとりを続けたことから始まり、自分の言葉に立ち止まって手作りの本を扱ってくださいました。丁寧に、人から人へ、私の言葉を伝えてくださった場所で、言葉の展示をしたいと考えるようになりました。一年も前からそう思っていたのに、寸前になって、余計なことをあれこれと焦って考えてしまいました。この一年で、短いものと長いもの合わせて40個ほどの文章を書きました。個展をきっかけにして書いたもので、まだまだ朗読しながら手を加えなければいけませんが、一年前に考えていたように出来ているのかもしれません。あと少しで50個ならば、もうまっすぐにそれを目指そうと思います。展示もお店に行って、やってみないとわからない。読んでもらうとか、もらえないとか、そんなことを考える前に自分のしようと思ったことを達成すべきです。一週間前になって、何いってんねんと言われそうですが、私はこうして考えて、悩んで、悩んで、温めていくタイプのようです。50個書いても、もちろんそれで完成ではなく、それを始まりにもっと書くつもりです。来年はそれを言葉にしていく作業、朗読をしていきたいのです。
さぁ、頑張って文章を書きます。展示内容がしっかり決まれば、最終日の朗読が楽しみでなりません。50個のうちのどの文章で構成するか。1時間の言葉の時間。DOORの光を浴びて、言葉に温度を込める日が待ち遠しくなります。
2008.09.23.tue 「ということは…」
祝日。喫茶室。昨日も午後から忙しかったのですが、今日はさらなる賑わい。涼しくて、好い気候になってくると京都に人が集まるようです。
休憩時間に携帯電話の日にちをみて「今日が23日ということは…」数日、イベントのことばかり考えていたから、時間の流れが早く感じます。焦っても仕方がない、焦っても仕方がない、やったら出来ると言いきかせます。この時期のお約束のように呟く言葉。ここ数週間、ギャラリーの当番を交代してもらいます。みんな忙しいのに心より感謝です。みんなに頂いた、大切な休みなのだから、気合いを入れて頑張りたいです。疲れたなんて言ってる場合じゃないのです。
2008.09.22.mon 「次の風」
昨日イベントや個展を終えた永井さんが、職場の喫茶室に来てくださいました。休日の間の日、込み合う前でゆっくりして頂けて本当によかったです。私自身も、お抹茶を点てながらお話しが出来たので嬉しかったです。
8年前に永井さんのもの作りのワークショップに参加したのをきっかけに前の仕事を辞めて、その後、今の職場で働き始めました。もちろん、今の仕事を始める時には制作活動を気持ちの真ん中に考えていました。自分の事ながら、今、それぞれの事を続けられていることが嬉しい。ひとつの「事」を続けるというより、ひとつの「気持ち」を持ち続ける。事柄の形、場所が、変わったとしても、自分らしい気持ちで向き合えば、続いていくのだと思います。続けることの大切さを永井さんに教えてもらいました。まだまだ途中ではありますが、今の自分がいます。悩むこともありますが、これからが楽しみだと思うことの方がたくさんあります。なんだって、気持ちの持ちよう自分次第。私は今の自分への一歩となるきっかけをくださった永井さんに心から感謝しています。
家に帰ると一通の手紙。いつか個展を…。高知から吹く風。でもまずは松江。そして新潟。その次にもしかして高知でしょうか。なんて、今は、先のことより目先のことを見つめなければいけません。
2008.09.21.sun 「la voix du vent × Fantastic Something 」
朝から雨。星ヶ丘に着いてからも雲行きはあやしく、早い判断で外からギャラリーに移って行うことに。草原には白い蕎麦の花が満開で、オレンジ色のコスモスがそこここに咲いています。「こんなん見たら、ここでやりたいと思うやろ」その言葉に大きく頷くばかり。でも、私が何かをするなら身ひとつですが、楽器やマイクや機材などがあるから、外で強行に進めることはできません。雷の音を合図にギャラリーに機材を移動。そして、マイクスタンドが並ぶ立派なステージが出来上がりました。当日までの連絡等はしていましたが、機材などの準備についてはわからないのであたふた。でも、レーレーさんがちゃんと準備をしてくださったので本当にたすかりました。リハーサルをし始めて、2時ぐらいから雨は降り出しました。少しずつお客さんも来てくださって、3時すぎにイヴェント開始。本当ならば前に立っての進行とかは苦手だし誰かにして欲しいところなのですが、イヴェントまでの事を決めて連絡を取ることも、当日にについても、今回は自分がせねばという気持ちがありました。葉山の廣瀬さんにもお願いして一緒に進行をして頂くことに。たくさんの方が来てくださいました。前に立って緊張はしてないと言っても、みなさんの顔をちゃんと見るような余裕はなく。SUNSET PLAYERS 、ほざきまゆみさん、廣瀬義智さん、le parapluie と言葉と歌のイヴェントは始まります。まゆみちゃんは関西で活動していますが、その他の前半の方々は皆さん葉山。イヴェントを定期的に行っているからこその工夫や、演出が伺えます。休憩後、後半は宮下ママレード&her マトリョシカboys 、そしてマリンガールズ。玉造のバイエルでひと仕事してから来た三倉さんと少し打ち合わせと確認をして、出番。緊張はしないのですが、と言いたかったのですが、ひとつ目の文章の途中から、緊張しはじめて、ふたつ目へ。ちょっと深呼吸をしてみっつ目の文章。文章の間の喋りで本の販促を連呼してしまい、少し反省しています。本当におすすめだからというのと、自分のものじゃないから遠慮なく積極的になってしまいました。次に永井さんや菜文さんの象の音楽。途中、中島くんがキーボードで参加したり、マリンガールズも朗読に参加させてもらいました。最後に今回のきっかけをくださった永井宏さん。好いイヴェントになったと思います。最近、関西で行うイヴェントは「参加して」と頼まれて出ていたけど、自分が考える側になると「さぁ、どうしよう」と思うばかり。
うたったり、踊ったり、声を出して、笑ったり。青空の下、草原でのイメージを膨らませていたから、雨というのはやはり残念でした。でも、またいつかその日が来ることを楽しみに。草原で大きく口をひらきたい、そんな思いが皆の中に広がったことと思います。次に繋がる雨だと思って、今日の天気にも感謝をしたいと思います。
2008.09.20.sat 「祭りの前夜」
仕事の後にバイエルへ。明日のイベントに配る冊子の製本とマリンガールズの打ち合わせ。お店につくと8時すぎ。梅田くんが冊子の文章を印刷してくれていたので、昨日作った表紙を合わせます。マリンの方は、新作が七夕以外にないので、どれを読もうかと悩みます。そろそろ、スペクタクルな新作を考えなければいけません。それでも、2人で話をしているとイメージが膨らみます。お店を出たのが23時。家に着いたのが1時前。お腹がすいて疲れているけど、ほっとしました。
明日のお天気はどうでしょう。葉山の方々が来られるので好い日になりますよう願います。去年の9月ブックロアの出版記念パーティで、coyaのイベントにマリンガールズが参加することで盛り上がって、そのcoyaのイベントが終わった後に、今回の星ヶ丘のことで盛り上りました。葉山の方々は勢いがあります。それならばと乗っかる私たちもノリがいいのでしょうか。でも、その時、その時の関係を持ちつつ一緒に出来るということがいいなと思います。地に足をつけての活動。イヴェントをまとめてくださいと頼まれて、何をした訳でもないのですが、また次に繋がるような一日になることを心より願います。
明日、いらっしゃる方に小冊子Fantastic Somethingを差し上げます。新作です。テーマは「山」 です。どうぞ、お楽しみに。
2008.09.19.fri 「あきらめたら終わり」
仕事が終わって、真っ直ぐ家へ。扉を開けると、ツンとミントの匂いがします。
自分に余裕があるならば、夜7時からbeyerで行われる永井さんのリーディングに行きたかった。でも、仕事もあるし、すべきこともあるし断念。
お昼休みに考えていました。21日の星ヶ丘のイベントが終わるまでは、個展のことは忘れようと。あれも、これも出来ません。それでも個展が気になるから、すぐのことも出来ない状態。家に帰って、イヴェント当日に配るFantastic Somethingの小冊子52冊目の表紙を作ります。マリンのライブのこと、当日の進行も考えたい。頭はひとつ、順番にしか考えられないのだからと、自分に言い聞かせます。イベントは明後日というのに、いつもながらのギリギリぶり。明日は仕事の後にbeyerに製本をしに表紙を持って行くことになりました。もちろん、相方とマリンの打ち合わせもせねば。そういえば今日、会社のカレンダーに「あきらめたら終わり」と書いていました。“はい”っと身を正す思いです。なんども、その言葉を自分の中でくり返します。
ミントの匂い。ネズミは嫌いらしいですね。昨日、薬局でネズミを寄せ付けない匂いものを買いました。さすがに捕まえるのは考えられず。ということで、家中ほのかにハーブの香りなのです。
2008.09.18.thu 「そんな日にお願い」
かぼちゃの煮物を焦がした日、ついにネズミのしっぽを天窓の隙間に見ました。やだなと思いながら動けなくなって、ナフタリンを天窓に置いてみます。そういえば、最近二回くらい冷蔵庫の前に黒い小さい糞が落ちていることがあって見て見ぬふり。お風呂から戻って、冷蔵庫の近くにまた小さなお尻を見かけました。ネズミに季節はないのでしょうか。
お願いです。寒くなったら冬眠してください。どうぞ、どうぞ、お願いします。
2008.09.17.wed「突然、思いたって」
今日は子宮がん検診のためギャラリーを交代してもらいました。会社の健康診断のひとつ。病院が苦手な私は個人的には行かないと思います。だから、こういう機会は大切にしたいし、きっかけを下さる会社に心より感謝しております。
昨日、菜文さんがラジオの番組で、私の書いた「大家族」という文章を読んで下さいました。早速それを聴いた方から連絡があったそう。町家のことを書いた本が出来たら読んでみたいと。とても嬉しい反応です。文字ではなく、菜文さんの気持ちのこもった言葉として聴いて下さったから温度も共に感じられたのだと思います。菜文さんに心より感謝です。一年前、暮らしや京都のことを書いて、本として形にしたいという気持ちがありました。でも今はありません。まだまだ、もっとすべきことがあるし、言葉を綴ること、そこからの表現について向きあって行きたいと思っています。まずは、自分が今したい事、出来ることをやっていきたい。格好をつけたくない、背伸びをしたくない、ぴょんと飛びこえることもなく、自分自身をしっかり歩いて感じたい。個展、朗読、自分なりの手作りの冊子、人と会って話しをする。そして、いつか、その時が来るならば。とにかく、今はコツコツと自分の出来ることを頑張りたいと思います。DOORで行うのは言葉の展覧会です。まっすぐに言葉と向き合える空間だからこその展示が出来ればいいなと思います。
朝に突然に思いたって、ひとつ目の部屋 “見世の間”の、以前からある椅子を移動しました。町家生活、一年経って初めてそうしようと思いました。というのは表の格子戸の朝顔の蔓と葉っぱがすりガラスごしに見えるのがなんとも綺麗で、その場所に椅子を置いているのはもったいないと思ったのです。格子戸が見える側に椅子を置き、しばらくすりガラスに光が差すのを眺めていました。この時期だからこその特別な景色です。仕事が休みで、ギャラリーの当番を交代してもらったからこその昼間の景色です。
2ヶ月に一度のペースで、永井さんがbeyerにてポエトリー・リーディングをされます。三倉さんからもメールをもらっていたけど、今回は仕事の後では間に合わなさそう。本当に残念。お時間のある方はぜひ。第一回目のテーマは「ラルフ・マクテルの川を下っていく歌 」。
9/19(金)19:00〜 \1500 (one drink)
『詩と雲』永井宏 ポエトリー・リーディング
beyer 06-6625-8915
2008.09.16.tue 「大きな月の日に」
絵の具を買うために、仕事が終わってからいつも行く画材屋さんへ。空には大きく丸い月が見えかくれ。21日のことを朝に出演者の人にメールをしましたが、当日、台風がどうなるか。自然のことは、気を付けるにこしたことはないのですが、過剰に心配しても仕方がない。どうにかなるさ。または、どうにでもなれと、多少のことは受け入れようと自分に言い聞かせます。
今日は海の近くのラジオ曲で村椿菜文さんが私の文章を読んでくださいました。人との繋がりに心より感謝です。明日で松江のSOUKA-草花-での三倉さんの展示は終了。そして、SEWING GALLERY、BOOKLOREの中島くんの展示「nami」は大阪玉造のbeyerで22日まで行っています。みんなの活動を励みに頑張らねばと自分に言い聞かせます。
「nami」 中島恵雄作品展 〜 9/22
beyer 543-0014 大阪府大阪市天王寺区玉造元町14-25
http://www.beyerbooks-pl.us/bb/index.html
2008.09.15.mon 「やっと」
やっと、松江のバスの予約をしました。やっと、21日の星ヶ丘のイベントのことで葉山の方に連絡しました。後は、もちろん個展の準備をコツコツせねばですが、21日のイヴェントまでに小冊子Fantastic Somethingの表紙の作品制作、マリンガールズの打ち合わせをしたい。
「やっと」が多いのは恥ずかしい。「やっと」を終えると、ほっとします。日々「やっと」と「ほっと」だらけ。ギリギリになっていろいろしてしまって「やっと」が「ほっと」になるのでしょう。「やっと」も「ほっと」もいらないから、なんでも「すっと」出来る人になりたいもんです。
2008.09.14.sun 「やっぱり子ども」
父と母がお昼前に、店開きかと思うぐらいにいろいろ持って来てくれました。母が作った野菜、来る途中に買ったお肉、ティッシュにお菓子。説明する母の横で「いらんもんあったら持って帰るからな」と父。運動のために歩いたり、骨董市を見るために、工場が休みの日曜日にたまに京都に来るようです。最近はどこかのお店でご飯を食べるより、おにぎりやお弁当を作っていくことが多いそう。ほんなら、うちでとお味噌汁などを作って待っていました。持って来てくれたものを片付けていると「あ、車にもうひとつお菓子があったの忘れた」と母。来月には34歳になる娘は、いつまでもやっぱり子どものようで。そうかと思うと、隣の家の赤ちゃんの泣き声を聞いて「あんたも早く…」とつぶやきます。聞こえないふりをして、片付けを続ける娘。いつものことなので、母も強くは言いません。作業があるだろうと気づかってくれて、1時前には家を出ました。その後、一日制作。夜ご飯にお弁当の残りと自分の作ったものを食べてから、近所の商店街に制作の材料を買いに出ます。暗い中、格子戸には5つぐらい朝顔の蕾。「よし。」すんとのびた静かな蕾たちに励まされるように、元気をもらうように自分に気合いを入れます。
2008.09.14.sat 「なんでか忘れてしまったけど」
蓮根のキンピラ、大根の酢づけ、にんじんのサラダ、白菜と豚肉のなんていうか煮物、お味噌汁は明日にしよう。晩ご飯のためという訳ではなく、どうしてそんなに作り始めたかというと、明日、父母が家に差し入れを持ってくると連絡があったから。日曜日に休みの希望は出していなかったと思うが、何故か休み。何か理由があったのか思い出せなくて、とうとう前の日になりました。日曜日が休みだと母にいうと「あんた忙しいやろし、すぐ帰るから」と言って食材とかを持って来てくれるとのこと。もちろん、大変やしいいで、と遠慮したのですが「すぐ帰るし、お父さんも行ったるって言ってくれたし」と。お昼ご飯も作って来てくれると言うので、こちらも何か作ってた方がいいかなと冷蔵庫にあるもので、なんやかんやとし始めました。いつもは自分ひとりのためだから何品もしないのにいろいろ作ったので、なんとなく食べなくても満腹に。そんなことより制作せんかい、と自分につっこみながら、これも性分と流し台に立ってバタバタなんやかんやとしていました。
2008.09.12.fri 「懐かしい音」
喫茶室でお茶の淹れ方を説明していたお客様に「畑尾さんですね」と言われました。どこかで会った人だろうかと、ギャラリーとか、個展とか考えていると、実はお会いしたことのない方でした。何年か前、音楽に夢中になっている頃にいろいろ教えて下さった男の人がいて、その方のパートナー。ご結婚されたとのことで、今は奥さん。その女性はソーイングギャラリーには来られたことがあり、自分の近くにいる人との繋がりもありました。どこかで、いつか会う人もいれば、会わない人だっています。声をかけて下さらなければ、お話することももちろんできませんでした。音楽に興味を持ってレコードとかを聴いていたのは、今の活動を始める前だから随分前のこと。最近、聴いていないCDやレコードを、また誰かの手に渡って聴いてもらえるなら、少しずつ手放そうかなと思っていました。そう思うたびにいろいろ教えてくれた彼女のご主人やその時に出会った人たちを思い出していました。なんだか、こうして繋がると久々に7インチのレコードに針を落として聴いてみようかなという気分になります。そして今の活動や仕事を続けているから、こうして偶然出会えたんだと思いました。思い切って、声をかけて下さった彼女に感謝いたします。そして、またいつか、お二人に会える日を楽しみにしています。
9月21日に星ヶ丘に来てくださる村椿菜文さんのラジオで、今月16日の火曜日に私の文章を朗読してくださいます。湘南ビーチ FM の番組ブログはhttp://shonanpm.exblog.jp/だそうです。私は聴くことが出来ないのですが、お時間のある関東の方、またインターネットで聴ける方も、菜文さんのラジオをぜひぜひ聴いてみてください。
2008.09.11.thu 「和らぐ言葉」
ラジオを聞いていると総裁選挙のニュース。日本をよくするために、国民のために「戦う」とか「争う」そんな言葉が耳に残り、なんとなくひっかかります。格子戸の外では「おはようございます」と隣のおばあさんを福祉センターの方が迎えに来る。シャッ、シャッという道路を掃除する音、裏の男の子の「いってきます」の元気な声。そんな朝の音や挨拶の方が、和らぐ好い一日を思い描けるような。ラジオからの重たい言葉を聴きながら、ぼんやり考えます。
2008.09.10.wed 「残暑の日差し」
個展寸前になって、いろいろすべきことに埋もれてます。ずっと後回しにして来た自分が悪い。やっと松江のホテルを予約して、後は夜行バスの予約。作品はまだまだ本腰をいれなければいけない状態。家から京阪三条まで歩きながら、ホテルの予約がちゃんとインターネットで出来たのか電話で確認。イヴェントのことや仕事のことも考えます。
今日はギャラリー当番。永井さんの展示、毎年この時期が楽しみです。ソーイングギャラリーが出来るまでは、関東に行かなければ永井さんの展示を見られなかったのですから、本当に贅沢です。作品と、永井さんセレクトの音楽。絶えずお客さんが来てくださいました。
本日の目標、表紙の仕事の作品を完成させて帰りたかったので、ギャラリー終了後もひとり学園に居残り作業。残暑の日差し、まだ日中ツクツクホーシが鳴いていると言っても、日が暮れるのは早いです。静かで真っ暗な学園を後にして、星ヶ丘から枚方駅まで歩いていると、DOORの香苗さんからのメール。いろんなことを考えて、頭がいっぱいになっていたけど、最初の気持ちを思い出しました。楽しい時間を過ごすためにも、前を向いてがんばります。「作品は楽しい方がいいよ」そんな声が海の風に吹かれるように頭に響きます。
2008.09.09.tue 「やっぱり、九月の朝顔」
昨日の朝、格子戸の朝顔のいちりん目の花が咲きました。去年の種を植えたので、今年も五百円玉くらいの小さい青色。ゆっくり待とうと思いつつ、蔓ばっかりをのばして、上の方でこんがらがっているから「もう8月も終わるのに」とぐるぐるの蔓を見上げていました。しかし、やっぱり、9月に入って花が咲きました。出勤前で急いでいるのに、携帯電話で写真を撮ってある人にメール。ベランダの方にはその人にもらった種の朝顔が8月の終わりに咲きました。そちらは、紫色。その方の朝顔も蔓をのばすことに一生懸命だと連絡が来ていたので、もしかしたら花は私たちが頭で思う夏、8月ではなく、旧暦というか本当の季節やその時期をちゃんとわかって咲いているのかもしれない。そんなことを自転車に乗りながら考えます。目で見て日にちを確認しているのは人間だけで、植物だって、動物だって、数字で季節を考えない訳ですから。次の表紙の仕事のテーマは「環世界」。なんとなくそのことに繋げてみます。
今日は、にりん目のが咲いていました。朝顔の花は、ひとつの朝にしか見られないのですから、ゴミ捨てついでにじっと眺めます。自転車で通りかかった近所の人に挨拶をすると「疲れはでませんでしたか?」とにっこり笑顔で聞いてくれました。その方とは、八ヶ岳から戻った朝に玄関先で会ったのです。山格好だったから話しかけてくれて「八ヶ岳に」というと羨ましそうでした。きっと、昔に登ってられたのでしょうね。そんなことっもあったので、挨拶プラスの言葉に「大丈夫でした」とガッツポーズ。ちょっとしたやり取りですが、なんとなく朝顔のお陰で近所の人と話ができたのかなと、足を留めさせてくれたちっちゃい花に感謝します。
2008.09.08.mon 「重い腰を上げて」
朝6時半に起きて、7時過ぎまで煎茶を台所で飲みます。あと一杯、あと一杯と、朝のキッチンドランカーです。夜の作業が捗らないから、朝の光で手を動かすのが理想。二階の道路に面した窓際に扉を一枚を机にしていて、まずはそこに座ります。もうすぐ締め切りの仕事の表紙をしつつ、絵の具が乾くのを待ちながら9月21日に行う星ヶ丘のイヴェントのことでメールをします。やらな、やらなと思いながら、何かと後回しになってしまうので、やっと重い腰を上げた感じ。葉山の方と関西との合同イヴェント。告知の葉書は葉山の方々が作ってくださっているので、楽しみに待っています。葉山からは、永井宏さん、象の音楽、サンセット・プレーヤーズ。関西は、宮下マーマレード&マトリョーシカボーイズ、ほざきまゆみさん、そしてマリンガールズです。歌と詩。音楽あり、リーディングありと楽しい時間になるはずです。無料で参加できますので、詩のリーディングに興味を持たれている方も足を運んでいただければと思います。
さて、そろそろ仕事に向かいます。今日は職場のミーティングで遅くなるので自転車。自分の中のスケジュール管理が出来なくなってて、ひとつ予定の調整を失敗してしまい、しっかりせねばとカレンダーを確認。それでも何か書き忘れているんじゃないかと少し不安になります。
2008.09.07.sun 「そして、歩く」
そろそろ涼しくなってきたので職場まで歩くことにしました。まぁ、今の家は歩いても30分足らず。前は片道 1 時間歩いていたので、物足りないくらい。日差しの強い時、暑い時には、体のことを考えて自転車にしていて、最近は家を出る時間がギリギリになっていました。時間の修正からせねばと、自転車通勤の時間より10分早く家を出ます。歩くということは、私にとって一番気持ちがクリアになるよう。何も考えていないとも言えますし、考える時間にすることだってできます。今の自分にとって、いろいろ焦っている気持ちを落ち着かせるのにもいいのかも知れません。
制作のことも考えるべきですが、松江での滞在のことも気になって、SOUKA-草花- の店主メカちゃんにホテルのこととかで相談のメールをしました。いろいろ教えて頂いたけど、いっぱいかもしれないので早く予約をした方がいいとのこと。いつでも、なんでも、ギリギリになってしまうし、寸前にならないように決めておかなければならない。それがわかっていても、まだ決定できなくて、自分のことながら大丈夫かなと思うのです。
2008.09.06.sat 「うたう人たち」
仕事は休みだし制作の一日にしたいなと思ったりもしたのですが、どうだったかなと思って確認すると野外ライヴに行く日でした。山の後のライヴなので制作のことが気になりつつ、京都の会場に向かいます。9月とは言え、まだまだ蒸し暑さの残るころ。紫外線に弱い私は、八ヶ岳で買ったの手ぬぐいを帽子の上から被って強い日差しを防ぎます。
日頃、NHKのテレビをラジオで聴くか、たまに前から持っているCDを聴くかで、新しい音楽の情報がない人ですから、何でも新鮮に感じます。いろんな人のうたうのを聴きながら身動き取れない大勢の人の中で何時間も立っていると、トイレのことか個展の制作のことが気になりだし、そのうち数日前の山のことを思い出し、太陽の下のステージでうたう人たちを見て、9月21日の星ヶ丘で行うイヴェントのことを考えていました。いくつもの糸が小さな針穴に向かって押し合いへし合い我先にと、優先順位を競っている感覚になって息苦しくなることがあります。でも、どれもこれも自分でやると決めたこと。この山を登るんだと歩き出したら、途中で引き返すなんて出来ない。引き返したくない。そんなことを炎天下、大きく口を開いてうたう人たちを見つつ、ぼんやり思っていました。
家に帰って、バケツ4つのお湯で行水をします。汗だくの体もすっきりして、今すべきことを書き出します。いろんなことが頭にいっぱいになっている。とにかく、落ち着くように自分に言い聞かせます。ひとつ、ひとつ。とにかく、そう言い聞かせます。
2008.09.05.fri 「朝、五時に起きて」
今日は大切な日。緊張しないといけない日。絶対に寝坊してはいけない。先月の27日に家の前に置かれていたお地蔵さん掃除の札。顔ぐらいある大きな将棋の駒のような板に、掃除当番と毛筆の文字。裏面には掃除をする日、5日、15日、24日、27日と町内で順番に当番を回す日が書いています。今回で三回目。5日というのは今日しかないし、寝坊して次の日にという訳にはいかない。掃除だし夜にするのもどうかと思って早朝にします。5時半に携帯電話の目覚ましをセットしましたが、緊張からか5時には目が覚めました。さすがにまだ早いかなと、布団でゴロゴロ。半になったら、さっさと起きて、着替えて、家から見えるお地蔵さんに小走りで向かいます。私の町内は石のお地蔵さんがぽんと立っているというのではなく、立派な社があって、その外側には木の囲いがあるもの。木の扉をひらいてハタキで優しく社の埃を落とし、濡らした布で拭いてもいいだろうなと思う所を拭きます。後はお水を替えて、扉をそっと閉めて、静かに手を合わせます。大仕事を終えて安心はするのですが、これでよかったのかな、なんか間違ってないかなといつも不安が残ります。間違うことなどほとんどない簡単な作業ですが、古くからずっと受け継がれていることですから、ちょっとした町内のきまりとか何かがあるかもしれないと思うのです。と、いうことで人目のない早朝に起きて、小走りで何往復かしてコソコソと掃除をしています。一応、終わったので、ほっとしたのですが、郵便受けには拍子木。今日の夜は火の用心当番。何かと忙しい今日このごろです。
2008.09.04.thu 「少し違う」
朝6時、夜行バスで山から京都に帰ってきました。家に着いて、ザックの中のものを放り出して、洗濯を二回して、ベランダや玄関の緑に水をやって、ゴミを捨てて、煎茶を飲んで。そして、仕事に向かう準備。「やっと、朝顔咲いたな」とベランダを眺めながら、ほっこりした時に、赤岳の山頂で出会った福岡のご夫婦もいつもの日常に戻っているのだろうかと考えます。
去年の12月に星ヶ丘で出会った「しらびそ小屋」という山小屋をされている女性に会いたくて向かった山、八ヶ岳。山経験なんてほとんどなく「なんで山に登るんだろう」と汗だくになりながら何度思ったことか。いろんな事を考えて、町中や道路の上では絶対にない経験をたくさんしました。そしていつもの生活に戻ったのですが、登る前と何か少し違う自分のような気がします。こわかったり、しんどかったり、もう帰れないんじゃないかという体験もしました。でも登り終えて思うのは、気持ち好かった事、清々しかったこと、行ってよかったな、ようやったなということ。山と向き合う自分は、いろんな意味で素になっていました。貴重な体験と出会い。山で感じたことは、今の私にとって本当に大切だったと思います。きっかけをくれた人たちに心より感謝しています。そして、また会いに行きたいです。また、いつか。
2008.08.31.sun 「8月、最後の日曜日」
今日は忙しい。仕事が終わってから、BOOKLOREの中島くんに代わって恵文社の三倉さんの展示の搬出。ぶつぶつ、朝から予定をくり返し確認します。夜に搬出して、家に帰って、ご飯をたべて、お風呂屋さんに行って、10時半には京都駅。夜行バスでずっと会いたかった人の山小屋に行ってきます。
2008.08.30.sat 「究極のサイン」
朝起きて下の部屋に行くと、なんだか生臭い匂い。気のせいかなと思っていたら、昨日の夜に冷凍庫を整理するために取り出したトマトと鮭をそのまま出しっぱなしだったようで。とろけまくった赤いものたちを眺めて「やってしまった」と袋に入れます。汗だくになって掃除機をかけながら、高槻の家でもらってきたメロンの底を見るとカビが生えていました。甘く熟すまで待っていたけど、これが究極のサインかもしれません。毎日見ていたつもりなのにと、ギリギリを気づいてやれなかったことが悔やまれます。
2008.08.29.fri 「ゴーヤを煮込む」
『ボタンとリボン』の執筆者であります村椿菜文さんがパーソナリティーをしている湘南ビーチFM。以前に『Fantastic Something』特集で文章を朗読して頂いたことがあるのですが、また9月に読んで頂けるということでメールを下さいました。菜文さんに送ったのは、今の町家の生活を綴ったもの。自分の言葉で書いている文章なので、どんな風に朗読して下さるかも楽しみです。菜文さんは、永井宏さんとステレオシスターズのイシカワアユミさんと “象の音楽” をされています。“象の音楽” 。好い音、格好いいリーディングのユニットです。9月21日に行う星ヶ丘のイヴェントでも参加して下さいます。
星ヶ丘で貰ったゴーヤを煮込みました。みりん、酒、酢、醤油。ちびちび、長く食べられるゴーヤの佃煮をイメージしていたのですが、ゴーヤがやわらかすぎて、どろどろのすっぱ苦いものに。
2008.08.28.thu 「小屋からの郵便」
山に登りたいと思ったのは、近くにいる人が登山に目覚めたからだけではなく、冬のある日、丘で出会った女性に会いに行きたかったから。
昨年の12月に星ヶ丘にひとりで訪れた女性。私の母ぐらいの年齢で、その場所にいる様子に少しの違和感というか、声をかけたくなるような空気を感じました。お茶を出しながら、静かに作品を観られているその方に話しかけて、八ヶ岳で山小屋をされている方だということがわかりました。自分の近くにいる人は山に夢中になり始めていて、それもあったから私も興味を持って話しました。そして会いに行くと約束しました。もしかしたら、たぶんその女性にとって、私の言葉はひとつの社交辞令と感じたかもしれません。でも、私は本当に、言われるがままに山に必要なものを買って、その女性に会いに行く準備をし始めたのです。
そして、この9月、八ヶ岳に登ります。小屋の予約をしてから、DOORで行う展示の葉書と手紙を送りました。今日、その方から2008年版の八ヶ岳のガイドマップが届きました。今の私にとっての山は会いたい人に会いに行くという目的のあるもの。ひとつの出会いをそれだけにしてしまわず、もう一歩。もちろん、ひとりでは行けなかったし、約束を実行できませんでした。会いに行けるということに感謝しています。まだ、数日ありながら、慣れない登山の準備にそわそわしてしまいます。
2008.08.27.wed 「松江でマリン」
家に帰ると、郵便受けに手紙が2枚。パソコンにはメール。自分から発信している時というのはいろいろ連絡がきます。いつもはそんなことはないので、やはり嬉しいです。と、喜んでばかりいないで、頑張らねばいけません。いろいろすることが重なって、かなり焦っています。ひとつ、ひとつ、丁寧にと言い聞かせます。
届いた葉書の一枚は、三倉さんの松江の個展の葉書でした。マリンガールズの言葉の輪唱のように、松江で少し時期がずれて行います。偶然、同じ松江というのは、息が合っているということでしょうか。
三倉理恵 作品展「water hole memo」2008.9.6 - 9.17
SOUKA -草花-
2008.08.26.tue 「秋の風と」
仕事が終わって、鴨川を自転車で走っていると、涼しい風と秋の虫の鳴き声が聞こえてきます。まだ、8月。例年なら、残暑はこれからと言ってもいいような時だから、過ごしやすくて物足りない気がします。でも、来年の次の夏には今日の風を思い出すのでしょう。文字や数字ではないことで感じる日々、誰もがいろんな気持ちになる。私にとって今日の涼しい風は、過ごしやすいというよりも10月の「DOOR」の個展へプレッシャーを感じずにはいられません。まだ夏であって欲しいと泣きつき、すがりたい感じです。
明日はギャラリー当番。久々に星ヶ丘の人たちに会います。たぶん、何も変わらない。そこには “いつも” があって、久々という感じではなく、自然にその空気に溶け込んで行くんだと思います。続く安心感。丘はどんな風が吹いているのだろう。なんとなく、まだ夏の空気を含んでいるように思います。
2008.08.25.mon 「冊子の制作」
紙を買って、印刷して、カッターで大きさに切って、それぞれの方法で綴じる。以前の展示の冊子を今回の個展で注文してくれた人が数人いて、お待たせしながらもひとつひとつ時間をかけて作ります。「歩くということ」は小さいスケッチブックに言葉と糸で描いた絵を印刷して、麻布の袋に入れて皮紐でまとめます。「呼吸をすること」は麻の紙に言葉を印刷して麻の糸で和綴じします。「いつものなかに」は竹の紙に印刷して竹の糸で和綴じ。「雨の唄」は麻の紙を短冊にして麻の糸で巻いて封筒に入れます。どれも作るのに時間がかかるので、たくさんは作れません。売るという気持ちからではなく「もし、手元に置いてくださるなら」ということを思って作りはじめました。いつまでも自分の言葉に自信がなく、遠慮がちにお渡ししていました。それでも会ったことのない方も、自分の言葉に立ち止まり、気持ちを留めてくれます。本当に嬉しいことです。心より感謝しております。「歩くということ」は4年前の作品だけど、何冊作ったでしょう。もうよくわかりません。今でも、かわらない気持ちに共感してくれる人たちに感謝しています。現在、冊子はsewing galleryと松江のDOORでのみで販売しています。今後、梅田くんと三倉さんのbeyerでも置かせていただくかもしれません。どの場所も、私のことを理解してくれているから安心です。
来年は、言葉の年と考えています。個展は七夕の一回きりで「九月の朝顔 」をもっと考えて行きたいと思っています。本、という形まではまだ時間がかかりそうですが、まずは言葉を。温度のある言葉として伝えて行ける文章を書きたい。人から人へ、温もりのある言葉をどんな風に形にできるかを考えたいです。今回、前回を通しての展示の冊子はないのかと聞いてくださった方が数名おられました。もう少しお待ちください。来年以降に、手作りでもなんでも、ひとつの形として報告したいと思っています。
やっと『いちりん、にりん』の展示の時に注文して下さった冊子が出来ました。最近は個展に合わせて在庫を用意する余裕がなく。頼んでくださる際に、冊子が手元に届いてから郵便振り込みでお代を頂く約束をしています。皆さん「いつでもいいです。楽しみです」と言ってくださる方ばかり。でも、私にとっての「いつでもいい」は「てきとうに」ぐらいの好いプレッシャーを感じるのです。感謝しております。
2008.08.24.sun 「タロウの夏」
「今、なん対なに?」「パパ、もっと早く走れるやろ!大人なんやから」「パパ、本気で打ってや」タロウは今にも泣きそうな顔になって、負けたくないことをアピールする。失敗したら泣きそうになって、相手が好調なら、またグズグズとひとりで言っている。まわりは誰も気にしないし、相手にしない。だからいつの間にか、また元気になって、タロウの気分は上がったり下がったり。
公園でパンを食べていると、お父さんが夏休みの子供たちと野球をしています。4年生くらいのお兄ちゃんは普段も野球をしているのか、投げるのも打つのも上手。3年生くらいの二番目は少しお調子もの。このふたりがチーム。2年生くらいの末っ子 “タロウ” は口ばっかりで、同じチームのパパに文句を言ったり、甘えたり。それでもパパは誰の肩を持つことなく、甘やかすことなく、みんな平等に接しています。親の姿をみているからか、お兄ちゃんたちも甘えたのタロウを悪く言ません。言わば、それぞれにマイペース。そんな様子を見ていると、兄と同じように出来なくて、負けたら泣いてた幼い頃の自分を思いだして笑いがこみ上げます。タロウの気持ちもわかる〜、こっそり横目で見ながらいろいろ思います。パパは私と変わらないぐらいの年齢のよう。一緒の目線で子供に接しているのが清々しくて爽やかで、気分の好いお昼休みになりました。
2008.08.23.sat 「天窓に雨粒」
明け方、雨が降り始めました。今日は休みだし時計を見ずに、ガラス戸を少し開けます。静かな雨です。寝ころびながら天窓を眺めるとガラスにひと粒、またひと粒と増える雨粒の跡。その向こうに大きく両手を広げたようなアンテナが 灰色の空に静かに立っています。「一日、こんな雨やったらいいのに」。したいことも、すべきこともあって、その前に部屋を片づけたい。体がしゃんとしないまま、雲が流れるのを眺めます。
せや、ジャズでも聴こう。“ ELLA FITZGERALD ”。自分で自分を盛り上げていかなければ。
2008.08.22.fri 「がんばれ、がんばれ」
お弁当を久々につくります。お盆をすぎてから少し涼しくなり、やる気が出ないことを暑さのせいにはできません。格子の朝顔もベランダの朝顔も、蔓をのばすことに一生懸命で花を咲かす気配が感じられない。彼らにとっては、まだまだ夏のなのです。仕事の帰りに、この夏、3箱目の除虫菊を買いました。
家に帰ると郵便受けには、母から残暑見舞いの葉書。先日会ったばかりなのにと思いながら落ち着いて読みます。いろいろ綴った最後の言葉は「がんばれ、がんばれ」。娘へのエール、そして母自身が大変な日々を過ごしていることを察します。
2008.08.21.thu 「重たい胃腸」
仕事の昼休み。最近は会社から少し歩いたところにある公園で食べます。しばらくお弁当をつくるのをさぼっていて、朝にサンドイッチやパンを買ったりします。昨日の日記に一人のご飯のことを書いたからか、今日は特に食欲がわかず。それでもパワーをつけなければと、お肉の入ったお弁当を買い無理して食べたので、胃腸も気持ちもドスンと重たい感じ。思い込みのせいだと言い聞かせながらも、夏バテか不調の時期なのかと考えます。これから制作で大切な時だし、大丈夫、大丈夫と言い聞かせ、楽しいイメージをして自分を盛り上げていかねばです。
仕事が終わってからも調子は戻らないけど、しっかりちゃんと食べないといけないと思って、肉じゃがとサツマイモのお味噌汁を作ります。家にあった野菜でつくったので、どちらもイモ、イモ。「なんでこうなるんやろう」とお米は食べずにイモづくしのご飯を黙ってせっせと食べます。
2008.08.20.wed 「“さびしくないん?”」
“一人暮らしは、さびしくないん?” 母によく聞かれます。もう、家を出てからだいぶん経ちます。母は娘がいないことをさびしいと思うのに、娘は気楽にひとりでいるように見えるみたいです。“さびしい” そう感じる時というのは人それぞれなのでしょう。今日は仕事もギャラリー当番も休みだったので、一日中家にいました。個展の制作をしていたと言いたかったのですが、暑さでぼーっとして案内の郵送作業の続きをしていました。でも、ほとんど意味なく家の中でうろうろしていたような気がします。夜中に暑さがましになって、行水をしながら考えます。“さびしい” について。嬉しい、楽しい、悲しいというのは、なんとなく、どんな時か思いつくけど、一人だから “さびしい” には繋がらないような。と言うのも、たぶん日中仕事をしてるか、人のいるところに行く日々だからかもしれません。今日の私が “さびしい” と感じたのは、夜ご飯。やはりひとりの食事というのは、マイナスの気持ちを誘う気がします。「胃で恋をする」なんて、誰かが言ったか言わずか、家族や、好きな人、リラックス出来る人たちといるとお腹が空きます。一人だったり、緊張する場だったりすると、あまり空腹を感じません。で、母の “一人暮らしは、さびしくないん?” の質問には “いろいろすることがあるから” とぶっきらぼうに答えてしいまいます。でもたぶん、ぼんやりする時間がたくさんあったり、夜中の雨が連日降り続くと、一人を感じて人恋しくなるような気もします。
2008.08.19.tue 「相方の展示」
お世話になった方が喫茶室に来られると待っていたら、違うお世話になっている方が来られました。喫茶室に来られたのは、奈良のカナカナご夫妻。先日、伺った時には何も言ってなかったのでびっくりしました。でも、とても嬉しかったです。
夜に出町柳の方に用事があったので恵文社に行きます。ブックロアから出た三倉さんの本の販促のために、今、彼女の言葉の作品の展示をしています。1メートルちょっとの壁ですが、本だけではわからない彼女の表現が伝わって欲しいと思います。展示を観てそのまま帰ろうかと思いましたが、一冊本を持ってレジに向かい「あの。ブックロアの関係者ですが、どうですか?売れてますか?」と聞いてみます。『 water hole memo 』が売れてますよの返事を聞いて「三倉さんは、リーディングの相棒なんです。私『 ボタンとリボン 』にも文章を載せて頂いているんですが、個展の案内を置かせて頂けますか?」結局、自分のお願いに繋げてしまいました。でも、恵文社のような有名な本屋で、自分の知っている人がたくさん関わっているなんてすごいなと思うのです。そして、『 Fantastic Something 』も、『 ボタンとリボン 』も、自分の言葉がその本屋にあるだけでも信じられないし貴重に感じます。三倉さんの言葉の展示は今月末まで行っていますので、ぜひ観に行ってください。展示しているのは新作の “ water ”と、松江のSOUKA -草花-で展示した “朝” をテーマにした作品です。
2008.08.18.mon 「新しい家族」
仕事から帰ってベランダで朝顔のためにネットをつけていると、隣の家からの話し声が聞こえてきます。まだ幼い弟くんが一生懸命に何か言ってます。そして、たまに聞こえる、言葉にならない声。鳴き声。そう、弟くんに新しい家族が増えたのです。男の子か女の子かはわかりませんが、数日前に弟くんのお兄ちゃんがお風呂で「赤ちゃんが来たら、優しくしなあかんで。…僕もやけど」とまだお母さんに甘えたいだろう弟くんに話していました。お兄ちゃんだって、小学生の低学年ぐらいだろうけど ‘兄’ であることを感じたのでしょう。それでも弟くんはお母さんが久しぶりに家に帰ってきたことが嬉しいのでしょうね。いつも以上にお喋りです。
まだ、隣の方とは赤ちゃんのことは話をしてないけど、ほんわり届く声でいろいろ想像します。私は兄とふたり兄妹。兄は私が経験しなかった葛藤を幼いころに感じていたのでしょうか。また、3人目の兄弟というのも感じることが違うのでしょうね。弟くんがお兄ちゃんになっていくのが楽しみです。そして、一番上のお兄ちゃんにエールをひっそり送ります。
2008.08.17.sun 「空に月」
野菜を刻んでいると、指を少し切ってしまいました。鳴らない携帯電話に目をやり、着信のブルーの点滅がないことを確認します。空には、もうすぐ満月になりそうな月。連絡のないあの人は元気なのだろうかと、ぼんやり思います。
2008.08.16.sat 「手紙」
10月の個展の案内が出来たので、かなり遅くなってしまいましたが七夕に短冊を送って下さった方々にお礼の葉書を書き始めます。短冊を送ってくれて、さらに見に来て下さる方もいますが、来られない方もいます。40通ほどの手紙のほとんどが、まだ会ったことのない方です。いつ会えるのだろうかという楽しみもありますし、会えないまま七夕の繋がりというのもいいなと思っています。とにかく、わざわざ切手を封筒に貼って送ってくださる事に感謝しております。
次の展示は「繋がり」をテーマにイメージを膨らませたいと考えています。
『九月の朝顔』という自分の中の大きな題材のひとコマとして。DOORの香苗さんとは、手紙で繋がりを深めました。ゆるやかな時間の隙間に届く一通。封筒をあける時の手紙に向き合うまっすぐな気持ち。片手で簡単に済ませてしまうのではなく、左手も添えて丁寧に気持ちを注ぐ。立ち止まる、じっと見つめる、思い返す。ただ前に進むだけではなく、時間をかけて大切に歩いていきたい。そんな気持ちを込めて綴りたいと考えています。
今回、手紙というのがひとつのモチーフということで、松江に来られない方でも、展示最終日までに『 DOOR ハタオ宛 』にお手紙を頂けたら嬉しいなと思います。もし、送って下さった方には松江からお返事をお送りします。七夕の報告葉書を書きながら、そんなやりとりが期間中にあったら面白いと思いついたのですが、ぶつぶつ独り言のようなこの日記です。私の楽しみは空想で終わることはわかっております。まぁまぁ、そんなことを考えるより、制作を始めなければという感じです。
2008.08.15.fri 「爽快感」
昨日は、高槻に帰って案内の葉書を送る作業。葉書を入れる封筒がなかったので、昔買った水玉の包装紙で封筒を作ります。オリンピックをテレビで観ながらしていると、母が無言のまま隣に座ります。右手には接着のノリを持って。「手伝ってくれんの?」聞くと、どうしたらいいんとばかりに私の作業を見ます。ご飯の片づけが終わった後やし、肩のこることをしなくてもいいと言うのですが、これも母の性分か、やる気まんまんで、やりだしたら一生懸命。どこかの誰かに似ています。「ゆっくりでいいで」とたびたび言いながら、終われば物足りないという様子。続いて葉書にひと言ずつ書いていると「それは、出来ひんな」と残念そう。思わず「書いてみる?」と言いそうになります。
仕事の方はお盆休みと次の日が大文字の送り火ということで、お客さんが続きます。冷房に弱い私は、午後からはポロシャツの下に一枚長袖を着て、足元は分厚いレッグウォーマーを付けます。冷えてしんどくなるよりも、暑くて汗をかくぐらいがいい。お店が混んでくると、動くし、声を出すし、お湯をたくさん沸かして、洗いものをして、もう汗だく。でも、それが気持ちよく、一日が終わった後にはスポーツをした後のような爽快感があるのです。
2008.08.14.thu 「夏の午後三時」
朝からやはりの筋肉痛。でも思ったより酷くなく、まだまだ大丈夫かなと少しほっとします。あれだけ体を動かしたのだから、全く痛くならないというのも物足りないし、痛みが三日後というのも気持ち的に辛い。次の日にほどよい痛みというのがベストなのです。と、そんなことを思いつつ、朝から洗濯。天気が好く夜に干したものも乾きそうなので、昨日の残りを洗濯機に放りこみます。
今から高槻に帰ります。明日は仕事ですぐに京都に戻るのですが、お盆ということでおじいちゃんとおばあちゃんのお参りに。しかし昼すぎにDOORで行う個展のDMが届くことになっていて、それを待ちつつ家の片づけやらなんやらをしていました。先ほどやっと届いて松江に送る準備をしてから出るつもりです。だけど、こうして家でのんびり汗をかいているというのも貴重な時間で、重い腰はいつもより根っこがのびてしまってます。さぁ、母が待っているし準備をせねば。
午後三時。今日は好い風が吹いています。心地好い夏の日です。
2008.08.13.wed 「月を見上げながら」
4時半起床。御来光を見るために、外に出ます。朝の空気は冷たくて、きゅんと目が覚めます。山の下を見ると雲海がひろがり、いつもより幻想的な御来光になるかもという話。毎日、当たり前のように日の昇った朝に目覚め、日の落ちた夜に寝ます。日の出を幼い頃に和歌山の最南端で見たことはあるけど、意識をして、この太陽は時間をかけて昇ったものだということを普段は考えません。でも、今日という日の太陽を待っている時に「もっと大切にしなければ」ということを感じました。雲が多い分、いつもよりゆっくりの御来光だったようですが、それでもきっと数分のことだったのでしょう。私にとって、今、これほどまでに特別に感じた太陽というのはなかった気がします。自分のこと、いろんなこと、特に身近なことを思っていました。朝ご飯を食べて出発。天気も好いし嬉しいのですが、紫外線に弱い私は帽子の上から手ぬぐいを巻いてほっかむり。キャディーさんか、茶摘みの女か、野良仕事の格好か。雪解け水で出来た、二の池、三の池を見て、まだ残る雪渓のそばを歩きます。昨日の登山とは違って、スリルのある冒険気分の下山。当日、トライアスロンの競技が行われていて、御嶽山はいつもより賑わっていました。帰りにちらりと最後の選手を見ただけでしたが、元気な山の印象が残りました。
6合目から車に乗って、まずはお風呂。運転が出来る人は男性2人なので、女性陣は気楽なもん。しかしながら、運転をしてくれる人には、いつも申し訳なく思い、感謝しております。こうやって一緒に出かける人たちと出会ったのは小さな偶然だったと思います。sewing galleryに携わったのだって、それぞれにそれを目指してきたわけではなく、自然にそこにたどり着き、歩き始めたんだと思います。学生の時からの友達というのではなく、職場で出会った人でもない、年齢も生まれ育った環境もそれぞれ。そしてこれから見つめていくことだって、持っている気持ちだって違います。そんな人間が一緒に汗かいて、笑って、しんどいこともストレートに出して受け止め合える関係がいつの間にか生まれています。まだまだ、全部を理解し合っているというのではないかもしれないけど、そんなことを求める気持ちもなく、ただ、33歳という年齢でこれほどまでに私自身が安心出来る仲間と出会えたことを大切に思うのです。ひとつの山を登り終え、ここで得たものをこれからも見つめていきたいと、帰りの車の中で月を見上げながら思っていました。
2008.08.12.tue 「小さなお風呂は満員御礼」
夜中に御嶽山の6合目に車で着いて、今にも降って来そうな星をみんなで眺めました。その後、少し仮眠。早朝には出発です。御嶽山は一昨年前にギャラリーのスタッフ数人が登っているので、経験者がいて少し安心。私は今年初めてで、今回は9合目で働く仲間に会いに行くという目的があるのも何か特別な気がします。まだ、いくつかしか山は登ったことがありません。雲取山、大文字山、比良山系武奈ヶ岳、そして今回の御嶽山。山と言っても同じ山はないし、季節、気候、体調によっても違うのだなと、一歩、一歩足を進めながらいつも思うこと。まさか、自分が山用の服を上下買って登るなんて何年か前までは考えもしなかったことなので、余計に特別なことに出会った気持ちになります。途中、夏休みだからか親子で登っている人達と出会います。「おはようございます」と挨拶を交わしながら、小さい頃から自分の足で歩くのは好いことだなとつくづく思います。また、親が教えるというのではなく、同じ事柄を一緒に見つめる時間を持つというのは大切な気がするのです。一緒に汗をかいて、互いが支えになって歩く。親から学ぶこと、子どもから教えられること。大きな手が小さな眼差しに、そっときっかけを差し出すこと。お父さんと歩く子どもたちを見て気持ちがあったかくなります。
歩いて、休んで、笑って、汗だくになって、9合目。山小屋では、ほっこり仲間の笑顔が迎えてくれました。ちょっとご飯をたべてから、また頂上へ。自分の足で登ったからこその景色が目の前に広がります。ガスがかかって下が見えないということは、雲の上にいるんや、とぼんやり考えます。また山小屋に戻って、女性陣はお風呂、お風呂と、盛り上がります。「4人でも、大丈夫、大丈夫」と言われて、服を脱ぎつつ見たお風呂は、どう考えても1人か2人でゆったり入るという大きさ。でも、もうここまで来たらと「ぜったい、お湯減るわ〜」と大騒ぎしながら、4人で入ります。これも山の経験か。満員御礼で今までにないほど笑いの絶えないお風呂の時間を楽しみました。夜ご飯の後、外に出ると目線のすぐ先に月と星。「こんなに綺麗に月が見えることは珍しいんですよ」と山で働いている人に教えてもらって、肌寒い中しばらく月を眺めていました。
2008.08.11.mon 「しばしの夏休みへ」
仕事が終わってから皮膚科にいきます。真面目に二週間後に行ったので、大先生も優しい感じ。おさまっているからと、二段回目の薬をくれます。でも、これで安心すると去年と同じ。治す気持ちを保たないといけません。
夜からsewing galleryの合宿で御嶽山に向かいます。京都駅に22時に待ち合わせなので、家に帰っていろいろ準備。二日ぐらいのことだけど、気になるのはベランダの植木が干上がってしまわないか。ちょっと大きめの受け皿を買って来て、それぞれに水をためました。玄関の朝顔はもしかしたら、近所の誰かのついで水を頂けるかな、と少し期待。それほど長く出かける訳ではないのですが、久々に誰かと遠くに行きます。そしてついに、ちょこちょこ買っていた山のものが活躍する日が来ました。まだ着慣れない山用の服を着てザックを背負って、そわそわしながら駅に向かいます。
2008.08.10.sun 「目覚め」
「なんで、みんなしてくれへんのよ!」そう叫んで、目が覚めました。二度寝、三度寝の夢はリアル。でも、よくわからない変な夢。怒るというパワーはすごい。夢だというのに、目が覚めてからもかなり疲れていました。
2008.08.09.sat 「しゃらり、奈良へ」
奈良へ。朝に濱ちゃんと何度も会話のようなメールのやりとり。ナナエさんとは、10時半に奈良で待ち合わせをして、まずはカナカナへ。久々に会うカナカナ夫妻が「ちょうど昨日に『ボタンとリボン』の和美ちゃんのとこ読んでん」とニヤニヤ。エビカレーを食べてから、説田さんのje et nousへ。なかなか奈良に来られないし、まずは会いたい人へ挨拶まわり。その後、奈良町文庫ちちろの二階の“くみえ”へ。sewing galleryでお話しをして、倉敷にも展示を観に来てくださった方が働いていて、お休みと知っていたのですが奈良に行くなら伺いたいと思っていました。時間は書かなかったのですが、今日に行くことを葉書で連絡していたから、わざわざお休みのところ来てくださいました。会えてよかったです。心より感謝。まずは会いたい人に会えたし、一緒に回ってくれたナナエさんにも感謝。
その後、濱ちゃんのいるひよどり荘に歩いていきました。日中3時の日差しは厳しいのですが、京都よりカラッとしていて過ごしやすい暑さ。ぶらりぶらりと話しをしながら歩きました。こっちかな、あっちかなと歩いて行くと、濱ちゃんの案内の写真を発見。古い家の中には、星ヶ丘で知ってる人がたくさん来ていました。そして、そこここに濱ちゃんの深海が。すぅっと柔らかい光を受けた濱ちゃんの作品を観て、濱ちゃんの作品を観に来た人を見ます。濱ちゃんやなぁ。いろんなことを考えます。
灯花会を観ながら駅に向かいました。ナナエさんと別れて、電車の乗り換えも間違えずに京都に着きました。地面が濡れているので雨が降ったのでしょう。雲のない空にはレモンをスパンと切ったような月がふわりと浮かんでいました。そして、濱ちゃんの展示を思い出します。「いろんな気持ちがぐるぐるしてんねん」と言うと「なに?こわいこと?」と濱ちゃん。「そんなんじゃない」というと「桜の友やからな」と濱ちゃんはいつものようにニッと笑いました。濱ちゃんの海は深くて、揺れていて、吸い込まれるようでした。家に帰ってからも、まだ濱ちゃんの海の中にいるような気がしました。
2008.08.08.fri 「あんたは、かわいいで」
気が付けば、気が付かなくても、もうすぐ個展。随分前から自分で決めた予定なのに、上手く進められないのが情けない。やっと、ひとつ仕事を終えたし、さぁ展示100%でと思うけど、9月のイベントのことも考えねばなりません。暑さのせいにして、部屋は片付かないままだし困ったもんです。食事も夜は野菜、昼はパン。ひとりだからを言い訳にしていても、秋の健康診断でしっかり喝を入れられそうです。
母に『ボタンとリボン』を送りました。今の私のことは知っていますが、昔から好きな人の話しなどしない、いわゆるオープンではない家庭。まぁ、付き合うとかいうこともなかった訳ですから、言うこともなかったんですけど。今回『ボタンとリボン』で載せて頂いた文章は「雨の唄」と題して恋を綴っています。母はそれを読んでどう思うのだろうか。今の私にとって恥ずかしいのは、 嘘をつくことや背伸びをしたり格好をつけたりすること。何度も読み返し、自分に問掛けた文章をどう感じるのだろう。母に電話をして、ひと言目は「あんたはかわいいで」その後、電話をかけなおしてからの言葉は「もっと、遅く生んだらよかったな」。詩の感想になってなくて、電話を切った後にほんまに我が母らしいなと笑ってしまいました。
明日は奈良。ナナエさんに何時に待ち合わせようかと連絡したら、早めの時間を提案。私もそうしたかったから、さすが同じ血液型なんて思います。仕事とギャラリーと制作の日々。それでも、いろいろ出かける人もいるだろうけど、夜はまっすぐ家に帰ります。誰かと約束をして出かけるなんて、いつ振りでしょうか。ナナエさんともゆっくり話しをしたかったし、久々の休みを楽しみたいです。そんな日をくれた濱ちゃんの展示「深海の底 しゃらり」に感謝です。
2008.08.07.thu 「後、2回」
昨日、ギャラリーで作った作品は今年1年間の契約でさせて頂いている表紙の仕事。テーマを頂き、表紙と短い文章を書きます。普段、自分の考えない題材を頂くので、調べないといけないことも多くとても勉強になりました。お寺の冊子ということで緊張はしましたが、格好を付けずに気取らずに考えられたから、初めてのお仕事としてとてもよかったと思っております。しかしながら、今回の制作が10月号。もう後2回なのです。冊子として残ってはおりますが、あっという間だったな、早いなと思うのです。このお仕事をしてよかったのは、両親に自分のしていることをちゃんと伝えられたことでした。個展や何かをしたという話しだけではなく、形になるというのは大切なのだと実感しました。
朝に原画を送り、今文章をメールで連絡しました。一応、締め切りを守ることができました。そして、次のテーマは何だろうと今から緊張してしまいます。
2008.08.06.wed 「桜の友の」
今日からSewing Galleryの濱ちゃんの個展が奈良のひよどり荘で行われます。周りの人たちにとって待ちに待った展示。おそらく、今ごろ本人は緊張してるはず。彼女は私にとって‘桜の友’。同い年だからこその安心と意識があります。自分にないものを彼女はたくさんもっているから時々嫉妬してしまう、なんて話したら、仔猫のようないたずらっこの目で「かずみんはバカか〜」って追いかけられるかもしれない。彼女のまっすぐな眼差しから綴られた作品をぜひ観て欲しいです。私は9日にナナエさんと行きます。久々の奈良なので、ゆっくりいろいろ歩きたいと思います。
本日、ギャラリーの当番で星ヶ丘にいたのですが、夕方に激しい雷雨。自分はすべき作業が手元にあったので、それが出来ればいいのだとのんきなもん。そして缶詰になって帰れなくなってしまった方のことを心配します。また、電車が止まってしまい、こちらに来られなくなってしまった人のことも。夜には何も無かったように、心地よい風が吹いていました。海の近くから、ゆっくりお話しをしたかった人たちが6時すぎに来られて、雷のお陰で合唱の練習を休むことにした中山先生と一緒にご飯。とても好い時間を過ごすことができました。
2008.08.05.tue 「大雨のはずが」
昼過ぎ、日本茶の喫茶室で仕事をしていると外は大雨。そうして、考えるのはベランダと家の前の植木のこと。ちょっとでも、今日の雨で潤い満たされたと思って家に帰ると、降ったのか降らなかったのわからないぐらい土が乾いていました。ひとつの鉢に二本植わったゴーヤも、一本は元気があるのに、一本はよれよれで、やっぱり雨が降らなかったのだと思っていました。ベランダの鉢植えに柄杓で水をやった後に、元気のないゴーヤを触ると力もなく土から離すことができました。根切り虫か、何かの動物のやられたようです。思っていることは、上手く行かないこともあるのです。その方が多いのかもしれません。
シャワーを付けて頂けるように、昨年連絡していた人が、今連絡が取れなくなっていました。携帯電話は通じない、会社は移転されたのか、辞められたのか。親切に相談に乗ってくださったし、私の考えるところまで話しを聞いてくださったので、とても残念というか、自分が今までちゃんとGOサインを出せなかったことが、申し訳ないし反省しています。お風呂屋さんが値上がりしたからだけではなく、自分の気持ちの余裕として、今、お願いしたいのに、連絡をとれないというのは仕方がありません。でも、それでも、もしかしたら、もう一度お会い出来るかもしれない。なんとなく、そんなことも思います。最後まで、あきらめずに、まずはその人と連絡できるように頑張ろうと思います。なんでも、駄目なら次ではなく、やっぱり、なんで、どうして、だからどうすると、立ち止まってみるのもいいと思うのです。出会いというのは貴重です。人と人との繋がりのことですから、簡単に諦めたくないのです。
2008.08.04.mon 「一枚の葉書」
今回も、Sewing Gallery、BOOKLOREの中島くんに、松江の本屋DOORでの展示のDMを作って頂けるようお願いしています。いつものごとく、空間のイメージだけで案内の葉書を作ります。もちろん作品制作はまだこれからですが、主軸となるもの、気持ちの面での内容は決まっています。そういえば、昔、私の好きな劇作家が、まだ脚本が出来ていない時に告知をするため、ちょっと曖昧なタイトルを付けると言っていました。私の場合は、題名は描きたい内容で決めているけど、絵はプロローグと言ったところです。
案内の葉書のラフとして「こんなんでいい?」と聞かれて、「あ、うん」。曖昧な返事も仕方がありません。まだ、はっきりと見えていないのですから。それでも、作ってくれる人は、今までの葉書も知ってくれているので、私の好きなフォント等を理解してくれています。出来た葉書は、私がお願いしたもの、そのものですが、いつもながらのシンプルな案内になりました。でも、案内の葉書が個展の一番最初の作品であって、一番たくさんの人に観て頂くものだという考えはかわりません。8月中旬すぎには出来るようです。松江で行う個展ですが、来られなくても送って欲しいという方はメールをください。暑さで、ぼーっとしてますので、いつも来てくださってる方も連絡いただいた方がいいかも知れません。
2008.08.03.sun 「湿度の都」
冷房のない隙間だらけの星ヶ丘のギャラリーにいると、みんな口々に「暑い、暑い」と言います。しかし、私にとって直射日光の当たらないところにいて、少しの風が吹く場所ならば、夏なりの快適を感じます。その理由は、今現在、パソコンの前に座っていて理解できるのです。そう、京都の湿度の高い夏の暑さというのは息苦しいくらいです。今の家でクーラーはつけません。日中の暑さがこもって日の落ちた夜でも蒸します。今、こうして日記を書きながら、汗が何滴落ちたか。すべきことがあるというのに、暑さで頭がもうろうとしています。扇風機もただ回っているだけ。いろんな苦手順位を考えれば、一番苦手なのは冷房、次に直射日光、その次に暑さ寒さも含め高い湿度。同じくらいの順位で乾燥も考えられます。昼間、冷房のかかった建物の中での仕事をしているので、たくさん着込んで冷えへの注意はかかせません。そして家に帰ってからは、ひとりきりですから出来るかぎりの薄着で作業をします。どう考えても同じ季節とは思えません。今でも早く行水をしたいところなのですが、この汗ができるだけたくさん流れた後にしようと、きりの無いことを考えてしまいます。暑いです。今日の夜は眠れるのだろうか。普段は人前で「暑い、暑い」と言わないのですが、ひとりでいると、ぼそっと「暑っ」。それで、温度が微妙に上がる訳です。誰に迷惑をかけるわけでもないのですが、普段言わないマイナスなことを呟いている自分が湿度の都にいるのです。
2008.08.02.sat 「水浴びをしたような」
本日、星ヶ丘で企画展『おんさ』の交流パーティー。午後4時から裏庭で “食” による「響き」で、もてなしの時が始まります。私は裏方、ギャラリーの当番と受け付けの手伝いをしました。でも、朝から料理やお菓子等を準備されるかたの真剣な姿を見ています。そして、この企画展を考えて来たsewing galleryの中島くんや、iTohenの角谷さんが汗だくになって、参加者の方やお客さんを迎えるための準備を裏庭でしている姿を知っています。来てくれる人が楽しんで、ゆっくり過ごして欲しいと思いました。雨は降らず夏らしい暑さ。とても、いい一日になったと思います。きっと、今日のことは『おんさ』のHPにて報告があると思いますので、みなまでは書きませんが100人近くの人が来てくださって、sewing galleryで展示してくださっている方はほとんど来られていました。今までにないことです。swimyプロジェクトとして、関西の5店舗で考えて来たからこそだと思います。SEWING GALLLERY、iTohen、millibar、beyer、mizuca。
“響き” をテーマにした展覧会。
日中、水浴びをしたような2人の姿を見ていて、ここから始まった響きを感じずにはいられませんでした。今日という好い日の裏側には、汗だくになって動き考えた人達がいたことを忘れたくないです。8月2日、夏の日に、草原に来られたみなさんにとって響き、繋がりのある好い日となったことを心より願います。
2008.08.01.fri 「おばあちゃんの魔法」
昨日の夜、頼りなくなった自転車の後ろタイヤに空気をいれて安心していたら、朝にはスカスカ。ということは、もしかしてパンク。朝のゴミすての早い時間に気づいたので、少し早く家を出て自転車屋に行くことに。家を出る準備をしながら、会社までの間に自転車屋がどこにあったかを考えます。あったとしても開いているかわからないし、時間的にもイチカバチか。一番近いと思われるところは、大きな看板を出していなくて、普通の家のガレージに自転車を並べて、そのカゴにはひとつひとつ値段がついているから、お店なのかなといつも頭の中でクエッションマークが浮かぶような所。それでも時間がないし、一応開いていたので「すみませ〜ん」と自転車の並ぶ所より奧の家の中に向かって呼びかけます。リビングらしきひとつめの部屋のソファに座っている小学生くらいの男のこが、こちらにちらりと目をやって、家のさらに奥に向かって「おばあちゃ〜ん」と呼びかけます。 “おばあちゃん?” 頭の中ではおじさんが出てくるものだと思いこんでいたので、今の時間は見てくれる人がいないのかもと思ったのですが、とにかく時間がなく男のこに助けを求めるような目でもう一度呼びかけました。そしたら、男のこがしょうがなさそうにこちらに来てくれたので「パンクとかなおせる人いるかな」と聞いてみます。男のこは無言で家の奥に向かって歩き、また「おばあちゃ〜ん」と。携帯電話の時計を見ます。あと15分なら、なんとかなるかもしれないと思って待っていると出てきたのは、やっぱり男のこのおばあちゃんらしき人。タイヤを触って、じっと見て「もう、亀裂が入ってるからかえた方がいいですわ」とひと言。パンクを直して、快調な自転車でダッシュ出勤とイメージしていたので、もう、それなら預けるしかないと思って、取りに来るのはmizucaに行った後だったら遅くなることを考えて八時以降になると伝えました。おばあちゃんはそれでもいいと言って、とくに名前も連絡先も聞かれず伝えず、そのまま歩いて会社に向かいました。夜の予定がくるってしまい、えらいこっちゃと思いつつ、まだ今朝の暑さがましでよかった。しかし、あのおばあちゃん…。
仕事が終わって、自分の住む家の近くの自転車を預けたお店というか家に、20分かけて歩いて行きます。朝見た時よりも自転車が外に何台か出ていてお店っぽくなっていました。しかし、一歩建物に入ると、家のまさにひと部屋目。チャイムを鳴らして、出てきた人はお店の人ではなく、次に出てきた人が朝のおばあちゃんでした。高校の時から乗っている濃い緑色の自転車は部屋のど真ん中にあって、出動する時を待っているような感じ。「朝に自転車をお願いしましていて…」というと「早よおしたな」と京都の言葉がさらりと返ってきました。おばあちゃんは自転車を外に出してくれて「はい、はい。おおきに。はいはい、おおきに」と見送ってくれました。その後、自転車はいつもより快調で、と言いたいのですが、今までになかった、カタンカタンという音が気になります。まぁ、年季の入った自転車ですから、そんな音は不思議ではないのですが、一応、自転車屋に半日いた訳ですし、いつもよりも軽やかであって欲しい訳です。カタン、カタンという引っかかりを感じるたびに、自転車屋のおばあちゃんが思い浮かびます。ちょっとした魔法かも。まぁまぁ、そのうち慣れるだろうと、急いでmizucaに向かいました。
「 いちりん、にりん 」の個展風景と七夕の日を“展示”に更新して頂きました。どうぞご覧ください。
2008.07.31.thu 「ひと雨に感謝」
玄関には丸葉の朝顔7本が格子に巻き付いています。ベランダにはオリーブ2種、白玉椿とピンクの八重の椿、朝顔3種、ローズマリー、ナニワイバラ、クンシラン2鉢、スイートバイオレット、水引、オンシジーム、ミント、ゴーヤ2本、カランコエ、朧月、アイビー、花の終わったねじ花の根っこ、寝腐れしても諦めず埋めたサンスベリア、母にもらってやっぱり水をあげすぎて花が駄目になったのは何ていう名前だったかな。家の中には引っ越す時にもらった南天、挿し木から付いた山紫陽花。椿の枝が6本ぐらいと、お茶の葉っぱはを水につけて根っこがでたら梅雨の季節に挿し木するもの。家にはいろんな植物があります。まめではないし適当だから育てるのが苦手なのですが、父母ゆずりか、今の仕事のお陰か、植物には興味があります。それでも季節に咲く花よりも、時間をかけて根っこが伸びたり、葉っぱが増えたりするのを、ぼぉっと観察するのが好きなようです。今の時期はすぐに水が乾いてしまうので、朝、晩と水をやります。とくに最近は雨が降らなかったから、乾いた土に柄杓で水をやるのが日課。今、植わっているものは花を咲かすものが少ないので、植木の並んだベランダはグリーンランドと呼んでいます。ひとり緑化運動。それでも、やっぱり、柄杓の水より自然の雨がいいような気がして、雨が降ると家族のような植物を思って嬉しくなります。ひと雨、ひと雨に感謝。
今日から、私が参加する企画展“おんさ”のmizucaの展示が始まりました。明日には仕事の後に伺おうと思っています。
2008.07.30.wed 「コツンと小さな石ころに」
今日の星ヶ丘は私にとって特別優しかった気がします。好い加減の暑さ、たまに吹く風、そして日差しはいつもよりやわかく感じました。洋裁学校が休みに入りいつもより静かな校内は、まさに学校、夏休みの空気です。私は居残りの生徒か、日直の先生か。昼頃、今回の展示である企画展 “おんさ” に参加されてる方が数人こられました。それでも、2日のパーティまでは静かかもなと思いながら、松江の本屋 DOORで行う個展のDMの作品をつくります。
出会いがあります。偶然、必然、“出会った”と感じたことが「出会い」になる。人、もの、事柄、自然、なんでも。ギャラリーに届いた沖縄に住む方からの手紙を読み返して、その人と気持ちのやり取りがあった日々を思います。今の家に関しても、ある女性と交差点ですれ違わなかったら住んでいなかったと思います。松江のDOORの香苗さんに、あの時、手紙を書かなかったら今回の展示もなかったような気がする。出会いは偶然とは思いますが、いつかの気持ちを注いぐような自分の一歩が何より関係していることも忘れたくない。思いを投げかけて何かある時もあれば、何もない時もある。でも、その後、自分の思いもしないところに立ち止まる時が突然やってくる。「あ、あの時のあれかも」とか。なんとなく、そんなことを思いながら電車に乗って帰りました。DOORでは小さくても、大きくても「出会い」を綴りたいと考えています。人でも、ものでも、なんでも、私がコツンと小さな石ころに躓いたような事柄を。
2008.07.29.tue 「だから雨なんですよ」
今日も雨になるかと思ったのですが、日中はそれほど降らず。じゃあもう降らないかと思ったら、帰る時に大雨。自転車置き場で雨宿りしている人たちに混じっていると「畑尾さんや。だから、雨なんですよ。ね。」と言われます。それを聞いて嫌な気持ちにはなりません。彼女は先日の個展で、私の冊子「雨の唄」を買ってくれたからのひと言。そう、そして、六耀社から発売された『ボタンとリボン』には昨年の個展で綴った「雨の唄」が掲載されています。冊子を買ってくだった方もいるので言いにくかったのですが、冊子よりちょっと短くなって載っていますので「え〜」と思わないでください。また、どこが短くなってんの、と興味を持って雑誌の方も見て頂けるといいなと思います。
明日は企画展“おんさ”の搬入。私はギャラリー当番のために行けません。作品は言葉ということで、書きたい言葉を綴りました。“響き”。それは、どんな事柄にもあるものだと思いました。しかし、ひとり、やひとつではなく、何かと何か、誰かと誰か、誰かと何か。自分以外の何かが存在して、気が付くことのような気がしました。ひとつ、そしてもうひとつがあってこそ生まれるもの。あんまり飛び越えて何かを出来る性格ではなく、先日の展示の一歩踏み出した感じになりましたが、場所が変われば光も風も違う。まだ私も知らない響きを楽しみにしています。
2008.07.28.mon 「一度にまとめて」
朝には天気が好かったので洗濯をします。クーラーをつけない生活ですから、家にいたらタオルや手ぬぐいを大量につかいます。下着とか、ティーシャツというのよりも、汗をぬぐうためのものが、どっさり。ぐわんぐわんと洗濯機を回しながら、熱い煎茶を楽しみます。
今日は仕事が休み。どうして今日を休みにしたのだろうかと昨日から考えていました。特に理由がないような。なんかあったような。思い付かないまま、今日という日になりました。せねばならないことがあって、今日はそれをする日だとは思うけれど、本当はすべきことはいくつか。でも、とにかく、最初にすべきことの作業を始めます。洗濯をしておきながら、最近、雨が降っていないなと思っていたら、雨。ポツポツが、次第に強くなって、大雨に雷雨。日中、消防車が出動するぐらいの雷が鳴り続きました。自然のことではありますが、最近、ほどよいことが少なくなったような。雨も雷も、限度を超えていることに不安を感じます。
2008.07.26.sat 「詩とはなにか」
『ボタンとリボン』と一緒に過ごす一日。職場に持って行き、ちらりと会社の人に見せたり、家に帰ってからもぺらり、ぺらりと捲ったり。「おんさ」の作品を作らなければいけないのに、“言葉”の作品と意識して作ることに悩んでいます。いつもは自然に言葉が作品となっているのに。
『ボタンとリボン』少しずつ読もうと思っていたのに、ほとんど読んでしまいました。本には何人かの方が詩や言葉を綴っています。書き方も、内容も、みんなそれぞれ。12water stories magazineと出会った時には、私も文章が書けるのだろうかとワクワクして、永井さんの文章のワークショップに通っていた頃には詩を書きたいけど上手く書くことができないと葛藤があり、今は自分の書きたいことを好きに綴って言葉にして行きたいと思っています。『ボタンとリボン』を客観的に見て、詩とは難しいものだということを感じません。日常に重なり、想像し、自分の言葉にするならば、自分の色を重ねるならば、とイメージをやわらかく誘います。今までいろんな人の詩を読んで来て、最近やっと気持ちをすんなりと注ぐことができる人に出会いました。その方、山之口貘さんの「詩となにか」という文章が好きで、えんぴつで言葉を追いかけなぞってみました。四十年書き続けていても、当惑をもって答えるしかないというのです。詩とはこれだという定義がないとも書かれています。たしかに、短歌や俳句のように決まりがあるわけでもなく、その人の書き方で、それぞれの思いが詩になるのです。結局、難しいことを考えずに書いてみることです。と、自分に言い聞かせながら、企画展の「おんさ」の作品を考えているのですが。
詩の雑誌『ボタンとリボン』はホームページの日記やブログで言葉に慣れた最近の人たちに、ひとつの形にしてみてはどうだろう、という刺激になるのではないでしょうか。一年経っても、二年たっても、温度を持ち続ける言葉。書いた本人にはその時の思いかもしれない。でも、読む人、出会う人は、まさにその瞬間の気持ちに寄り添う風と光を感じるのだと思います。『ボタンとリボン』ぜひ、一度手にとって欲しい一冊です。
2008.07.25.fri 「ボタンとリボン」
今年の暑さは去年と違うと判断し、一階で寝ることにしました。下の部屋は普段ご飯を作って食べている場所とは言え寝付きの悪い私にとって、やはり落ち着かず。二階よりも涼しいのですが、違う寝苦しさを感じました。
夜、仕事の後に一年ぶりに皮膚科の病院へ。首の後ろが痒くて、去年の5月に病院に行ったけど、一度、一日の診察のために病院に行ったっきり。また同じ場所が、同じように痒くなって、怒られるのを覚悟しつつ同じ病院へ。結局、慢性だからストレスや季節によって出る湿疹とのこと。中途半端で治ったと思ってはいけないと言われました。私自身も先生のおっしゃる通りですと反省。病院嫌いの私ですが、そのまま次の通院日を予約。
家に帰ると、郵便受けが重たそうで「なんやろう」って白い封筒を見ると、書籍『ボタンとリボン』在中と書いていました。こんなに早く六耀社からの本が届くと思っていなかったので、びっくりしました。永井さん監修の詩の雑誌。もう完成はしてしまっているのですが、まさか自分の言葉が載るなんて、未だに信じられません。ずっと、永井さんに文章を見てもらっていたけど、いつまで経っても上手くならず。落ち込みもしましたが、それでも続けようって決めたから、個展も文章も自分のペースで続けてきました。それが、まさか、まさかで、昨年の個展のために綴った言葉を、永井さんの記念すべき雑誌の一冊目に載せて頂くことに。出来上がった本が手元にあるのに、今でもまだ信じられず、封筒を開けて冊子を取り出しぺらぺらとめくります。今まで憧れていた人、好きな人、刺激をくれる人達。そして言葉の人、大切な相方。永井さんの新しい一歩に、自分の言葉が載っている。嬉しいというより、ただ、ただ感謝。そして、感動。欲を持たずとも続けて来てよかったです。これを励みに、また頑張って行きたいです。次の展示は、本にも載っています松江のDOOR。何かの縁、それ以上のものを感じます。まだ全部は読んでいないので、布団に寝っ転がりながらでもぺらりと「ボタンとリボン」を読みたいです。
「左手も添えて」
洗濯機の上の裸電球をつける
片手では安定が悪いし
両手を伸ばして
指先を上向きにくるっとひねる
カチッという音とともに
やわらかい明かりが灯る
それだけのことで肩の力がふうって抜ける
人差し指一本でたいていのことは簡単にできる生活
便利に慣れてしまうと
小さなことに気持ちを注ぐのを忘れてしまう
何てことないことでも
思うように上手く出来ひんかったら
次にそれと向き合う時には
気持ちの中でちょっと立ち止まる
ただ、裸電球がぶらりと揺れて
片手ではつけにくかっただけのこと
右手だけじゃなく、左手も添えてみただけのこと
それだけで時間が止まったように
ひとつの事柄と
気持ちを留めた自分自身と向き合っていた
一年経てば片手で付けたり消したり出来るようになる
なんも考えんと付けてしまった時には
最初の気持ちを思いだして
もうひとつの手をそっと添える
立派な生活がしたい訳じゃない
焦らんと
丁寧に
ひとつひとつ
向き合っていきたいだけ
「九月の朝顔 - いちりん、にりん - 」より
2008.07.24.thu 「やっぱり、大失敗」
夕方5時すぎ、仕事中にふと考えるのは晩ご飯を何にしようかということ。どんな料理を作るかなどと、選ぶほどのものは出来ないのに、自分の作ったことのある範囲で料理を考えます。今の時期は、何でもいい訳ではなく暑くても汗だくでも食べたいと思うものでなければならなくて、はてさてなのです。結局、前々から作りすぎたひじきの煮物をそうめんに絡めたものと、ゴーヤとピーマンと豚肉を中華風に炒めたもの、前にい作ったジャガイモのサラダ、きゅうりの中華風の酢漬けを机に並べました。食べる頃には、なんとなく胸がいっぱいでたくさん食べられません。独りのご飯というか、とくに私は、作る、食べる、片づけるが「ご飯」の時間なので食べる頃にはなんとなくお腹が満たされているのです。
食べてる時に近くの商店街から、祇園祭りの御神輿の声が聞こえてきました。仕事の帰りに “8時から” のポスターを見ていたので、観に行ってもよかったかもと、賑わいを聞きながら思いました。そんな時に携帯電話に届いたメールは松江のDOORの香苗さんから。昨日、星ヶ丘から送ったFAXの紙が裏表逆で内容が届いていないとのこと。なにをやっているのか。丁寧に作業をしようよ心がけても失敗するのですから、ひとつひとつ確認しながら、ゆっくりすべきなのです。そう、次のDOORで行う展示のタイトルは「左手も添えて」。その言葉を胸に気持ちを込めて日々過ごしたいと思っているのです。
2008.07.23.wed 「9月21日のイヴェントのこと」
ギャラリー当番。したいことリストというか、すべきことリストを書きつつ、暑くて汗を流しながら気持ちの好い風をおっかけてばかり。
9月の永井さんの個展の際に行うイヴェントのことを裏庭で相談し、自分の気持ちが固まったところで、葉山でイヴェントをされている方に電話をしました。そして、互いの気持ちを伝え合います。前に逗子にお邪魔させているので、話しをするのもリラックスしている自分。どういう風にイメージされているかを聞いて、こちらで考えていることを伝えます。私は時間のかかる人です。その上、引っ張って行くより、縁の下で支えるタイプです。ぱっと思い浮かんだことではない、長く向き合っているからこその互いのイメージを好いかたちに膨らませていきたい。その架け橋になれたらと思います。好い日になるイメージは完璧に出来ています。後はやんわり楽しいことを考えていくこと。
そして、松江のDOORに展示の案内の宛名面の内容をFAX。「和美ちゃのしたいように」とは言ってくれますが、大切なひと時ですから失敗して後悔することのないように。とにかく、心配性の、気にしぃなのです。出来るだけ一応の、確認、確認をしたいのです。
2008.07.22.tue 「ガラスのボール」
職場の人たちが、仕事の後にバレーボールをすることを朝に聞きました。前々から掲示板には参加募集を貼っていたのですが、私はまっすぐ家に帰りたい性格で、たくさんの人の輪に入るのが苦手ということもあって、“そうなんや、何かするんや” という意識でした。しかし、同じ職場、喫茶室の人のひと押しと、家の近くでするということでなんとなく参加することにしました。中学の頃、バレーボールのクラブに入っていました。しかし、その頃、バレーは人気があり同学年で30人近い人が入部。6人がレギュラーで、補欠があと数人、そして残りは応援。練習は同じようにしても、私は応援というか声を出すのが得意になった気がします。だから、バレーボールをしていたなんて言うのは恥ずかしいし、それでもちょっとしていたからの緊張もあります。運動着を持っていないので、上下とも山の服を持って体育館に向かいました。会社にはいろんな部署があって、お茶を販売する店頭の人、製造の人、事務所の人、百貨店の人、企画の人、新入社員。知っている人、知らない人がコートにいました。男の人は結構、本気でサーブやアタックを打っていて、「えらいとこに来てしまったな」と緊張してきます。しばらくして、コートに入ります。いきなり相手のサーブは私の所に飛んで来て、思わず声が出てしまいした。レシーブをする際に、「はいっ」。コソコソして、緊張していると言っていた人らしからぬことで、みんなが “えっ” と思ったのが伝わってきました。自分も ”しまった“ と思ったのですが、幼いというか若い頃の教えは身に染みついてしいまっているよう。声を出すこと、ボールはガラス玉だからどこまでも追いかけること、ということが意識をせぬままよみがえって、膝をついてでも遠くに飛んでいこうともボールを追いかけてしまいます。とは言っても、昔と変わらずサーブはへたっぴで、“どないやねん” という感じ。終わってからは、なんとなく不完全燃焼で、“もう、ちょっとしたいねんけど” という気持ちに。
建物を出てから「また、来てください」なんて言われましたが、着替えたらいつもの控えめな自分に戻っていました。
2008.07.21.mon 「寝苦しい夜の後」
暑くて寝苦しい夜が続いています。家にクーラーはあるのですが、前に住んでいる人も使ってなかったそうで、自分もまた使おうという気持ちが全くありません。タオルや手ぬぐいを首に巻き、出来る限りの薄着になって、一階に二階にと壊れた扇風機を連れて回っています。寝るときには、ベランダのガラス戸を少し開けて扇風機を回す。アイス枕を頭と足元に置いて準備完了。今日はこれでよく眠れた、と思って時計をみるとまだ3時。私にとって午前3時ではなく、深夜の3時。その頃にはアイス枕も温くなっていて、汗がたらり。去年のほうが眠れていたように思います。
朝8時頃に起きてから、7月中にすべきことがわぁっと頭に膨らみます。企画展「おんさ」の作品、表紙の仕事、DOORの案内の葉書制作、9月の永井さんの個展のイヴェントのこと、七夕の短冊を送って下さった方にお礼の葉書を作って送ること。わかっていたのですが、七夕の個展後にゆっくりしてしまっています。また、順番を考えて作業していかないといけません。
2008.07.20.sun 「ffショップ」
職場に行くまでに少し時間の余裕があったので、ffショップに向かいました。しかし、お店があるべき場所には看板も何もなく。真っ白いシャッターが閉まっていて、テナント募集の紙が静かに貼られています。
ffショップは家族経営のいわゆるコンビニで、雑誌や雑貨も置いているのですが、手作りのお弁当やお総菜が充実したお店でした。ぐるりと店内を歩いたことはありません。ガラス越しの厨房でお店の人によって作られたおかずやお弁当がいろいろあって、私は小さなプラスティックのトレイに入った100円のものをよく購入しました。独り暮らし私にとって数種の中からどれにしようかと選ぶことはとても贅沢。しばらく通っていると顔も覚えてくれるようになり「今日も仕事か〜」と話しかけてくれるほど。前の松ヶ崎の家からの出勤途中には、行きやすかったためによく立ち寄っていました。今の家からは少し足を伸ばさなければならなくて、時間の余裕がある時にたまに行くと「久しぶりやな〜」と声をかけてくれました。そのひと言でお昼ご飯への安心感が自分の中にふわっと生まれました。よく買ったのは、鳥肉の南蛮漬け、ナスの田楽、しゃけとわかめのおにぎり、他にもその時、自分の食事にたりないなと思う野菜のおかずを選びました。たとえ他人であっても、目の前にいる人が作ったご飯だと思うと、安心だけではなくたっぷりの栄養と元気の源になるものを感じていました。お店を出る時の「いってらっしゃい」「いってきます」。さぁ、今日一日頑張るぞという気持ちになったものです。
そのお店が無くなるなんて考えてもみなかったこと。家族で経営されていたから、移転というのも考えられません。近くにはコンビニもチェーン店のお総菜屋さんも出来ていました。物価高も関係あるのかもしれません。終わることを受け入れることは出来るのですが、ひと言、何にかお礼を言いたかったと思うのです。閉店することを知っていたならば、何か伝えることが出来た気がするのです。食べものへの感謝というのは、別のものにはかえられない信頼の気持ちがあります。母や祖母に続く、安らぎの味を感じていたから、ひと言でもいいからお礼を言いたかったです。
2008.07.19.sat 「今さらながらに」
個展後、久々の休み。制作の道具など、いろんなものが出しっぱなしになっているから、片付けようと前々から意気込んでいました。しかし、朝に目が覚めたら、体がだるくて起き上がれず、しばらくゴロゴロ。起きてからも、ひんやりしたところを見つけてはゴロゴロ。結局、3時過ぎからぐずぐずと作業開始。下の部屋で必要のないものを、二階に持っていき、寝る部屋で必要のないものを、もう一つの部屋に持っていく。そして、最終的にものが集合した部屋の片付けは、後日先送り。片付けるのは苦手です。だからものが少ない生活をしたいと思うのに、捨てられないものが、あっちにいったり、こっちにきたり。処分できないから、減らないわけです。
掃除をしながら、玄関の格子をみるたびに先日からの謎の糞のことを考えます。頭を2センチくらいにできる生き物とは、なんぞや。そう思いながら、格子戸に掛けた布が風に揺れて、ふわりとめくれるのを見ていました。すると、格子の上の方は5センチぐらいの幅で開いているのを今さらながらに気づきます。そう、うちの格子は二本が短く細く、一本が太く長い、糸屋さんの格子戸なのです。その上の開いたところを見て、これやったら直径4.5センチの頭の動物でも入れるわ、なんて冷静に思います。その場所から何が入ったかというのではなく、何かが入れる可能性があると理解できるだけで安心なのです。現実に考えられないことが起こるというのは、まだまだ考えたくない訳で。しかしながら、格子戸の下の方ばかり見ていた自分自身の視線の狭さを情けなく愚かに感じずにはいられません。
2008.07.18.fri 「心に響き残る事柄」
糞の話。家での出来事を身近な人に話すと、ついこの前その人の家にイタチが入ってきたというのです。私もイタチかもしれないと思っているけど、縁の下はレンガで埋まっているし、格子戸の隙間しか入れる場所はないというと、どんな隙間でも入れるというのです。「でも、こんだけやで」と指で2〜3cm
の幅を示すのですが、イタチは細いから入れるのだということ。何の仕業でどうしてどうなったとわかればすっきりするのだけど、家に帰って格子を見ながらどうしてもその隙間からイタチが入る可能性が考えられずにまた悩んでしまいます。母がイタチはナフタリンを嫌うというからと言っていたので、格子の所に置いてみました。しかし、そこから来たのかも、何の糞かもわからないのに複雑な気持ちです。
個展が終わり、ゆっくりしています。ずっと不安だったことも、自分のせいだったのだろうと考えます。しかし、そんなことを考えている場合ではなく、次の展示の案内の葉書を制作しないといけないし、企画展の「おんさ」の制作もしないといけません。「おんさ」は響きがテーマの展覧会。今の家で響く音、洗濯機が回るのを聴きながら、昔のことを思い出していました。明日には一編の詩を書いてみようと思います。心に残る響きを綴りたいと思います。そのことを思って涙がでました。どんな作品で表現するかは、まだ考えていません。
2008.07.17.thu 「優しいのか、厳しいのか」
「今の家の優しさ」を前向きに書きましたが、また謎の問題が。朝起きて、玄関のあるひとつめの部屋「見世の間」の所にころんとした塊が落ちています。なんかの種とかがゴミから落ちたのかなと思って、近づいてじっと見ると何か違う。やわらかそうなのです。焦げ茶色っぽい、親指の先くらいのものに鼻を近づけると、答えを出したくない匂い。何かの糞です。格子戸のガラス戸の隙間から、誰かが投げ入れたなんて可能性の少ないことも考えてみたけど、行き着くのは私と同じで中にいるものの犯行。それも、つぶつぶと小さいものではないから、大きめの生き物なのでしょうか。その塊をティッシュでくるんで持ちながら、しばらく玄関先で動けなくなってしまいました。まったくもって、本当に次から次へと。一年目の時にはそんな問題は起こらなかったのに、二年目は厳しいです。「来るなら来い」という気持ちにはまだなれず、どうかどうかお手柔らかにと思うばかりです。
2008.07.16.wed 「今度は天窓」
朝起きて、また気になることが。何日か前から二階のベランダと部屋との間の場所にハエが何匹か。外から入ったのかなと思ったけど、今日の朝も3匹。天窓のところに隙間があるようなので、背伸びをしながらビニールを貼ります。さすがに、その場所での発生は今の時期辛く、日中家が暑くなるのにガラス戸を閉めきっておかなければなりません。この暑い時だから発生しているのかも知れませんが、納得しながらも小さくため息。トリコロールカラーの殺虫剤を片手に、天窓をにらみます。一階の扉の間の大惨事が一応おさまり、また次は二階。今の家が私に対して優しいなと思うのは大きなトラブルがいっぺんにたくさん起こらず、ひとつずつ順番に来ること。受け入れるのに時間がかかる私を知ってか知らずか親切な家です。もちろん、トラブルは起こらない方がいいのかもしれない。でも、問題を乗り越えるからこそい、人は変わり成長していくのだとも思います。
2008.07.15.tue 「DOORでの展示へ」
「神あり月に島根で個展」何かいいことがありそうな気がするのは私だけでしょうか。10月に松江のDOORで行う展示に向けて日程の相談をします。DOORの香苗さんと出会ったのはSOUKA-草花がオープンした時、松江に行った際です。いい本屋だと聞いていて想像していた感じと全く違ったのが忘れられません。落ち着いたコンクリート造りの建物の大きな窓から優しい光が入るのを感じました。一緒にいた永井さんが「マリンのライブをやったら」といつも乗りで話していて、関西に戻ってからマリンのCDとマリンの文章が載った小冊子fantastic something、そして自分の個展のために作った冊子を送りました。DOORは本屋。その後、店主の香苗さんのご好意で「呼吸をすること」と「いつものなかに」の冊子を置いてくださることになりました。それからもメールや電話ではなく、手紙のやりとりが続き、時間をかけて私にとっての大切な場所となりました。松江を最初に訪れてから一年経ち、SOUKA-草花でFantastic Somethingの表紙原画展、マリンガールズのライブを行いました。企画してくれたSOUKAのメカチャンのお陰で松江の人との繋がりが出来たことに感謝しています。会いたい人たちのいる場所で何かしたいという思いが膨らみ、DOORでの展示を相談してみました。DOORでしたいと考えたのは、今後、自分の言葉を見つめていくことを考えていたので文字との深い繋がりのある場所だということ、そして次の展示では「人との」ことを考えたかったので、ゆったりとした時間を見つめながら繋がっている香苗さんのお店でしたいと思ったからです。個展の期間中には朗読会もさせていただきます。店主の香苗さんは「和美ちゃんのしたいようにしたらいい」と言ってくれます。松江の人の温かさも知っているから、その言葉に甘えることのないように気持ちを込めて考えて行きたいです。
2008.07.14.mon 「格子戸にくるりくるりと」
展示が終わり、新たな気持ちの一日目。七夕をくぎりとして一年を思うから、年明けと言っていいかもしれません。しかし、やっぱり一段落。ぼーっとしてしていまし、さぁどうしようかと思ってしまいます。本当は、そんな暇はなく、まだまだすることが目白押し。仕事の昼休みによく行く喫茶店エイトでトーストサンドを食べながら、これからのすることリストを書きました。もうすぐ始まる企画展「おんさ」の作品も考えないといけないし、次の表紙の仕事のテーマももらっているし、永井さんの個展に合わせて行う9月のイヴェントのこと、そしてそして10月に松江の本屋DOORで行う個展のことにもしっかり向き合っていかなければいけません。テーマとタイトルは決まっていても、七夕の展示前に持っていた作品のイメージは蒸発して消えてしまっていて、1からのスタートです。はてさて、どうしたものか。
コンチキチンと京都は祇園祭りで賑わっているから、喫茶室も忙しいかと思ったのですが、平日なのでそうでもなく。突然、降ってきた雨から逃げるように駆け込んでこられる方がちらほら。夜は職場のミーティングがあり、帰るころにはすっかり雨もやんでいました。家に帰ると格子戸には去年に咲いた「九月の朝顔」の子どもたちが、くるりくるりと巻き付いています。今年は一本ではなく、たくさん鉢を置きました。芽に目があるように格子に巻き付くのを観るのは面白いです。「ほんまにえらいな」と関心します。朝顔はゴーヤのように巻き付くための蔓を伸ばすのではなく、ひとつの芽をのばし巻き付いて行きます。私もやっぱり、いくつものことをいっぺんに考えず、一歩、一歩です。することがあるのは幸せなこと。いくも芽をのばせないのだから、とにかく丁寧に向き合っていけるように、ひとつひとつ考えていきたいです。
2008.07.13.sun.pm「いちりん、にりん 最終日」
あっ、という間とは言えない充実の二週間が終わりました。展示中に七夕の日があり、朗読会をし、本日最終日には短冊を燃して天の川に流す。展示できたから終わりじゃないというのは、観に来てくれる人と出会う時間だけではなく、いろんな機会を持って言えるような気がしました。そして、七年目の七夕にして、自分自身になれた気がします。時間のかかる人です。でも、時間をかけて見付ける大切は本物だと思います。
本日、最終日。人がいない時には、風の通る場所で、床にぺたんと正座して風で揺れる布を眺めていました。いろんなことを思って、涙も出てきました。5時になって、それこそ「あっ」という間の搬出後は、濱ちゃんと2人でテーブルに行って、お疲れさま会。喫茶終了後、短冊を外して燃して天の川へ。今日、七年経って、初めて分かったことは、天の川の水はあたたかい、そして土はやわからいということ。それと、星ヶ丘に集う女は大胆で気持ちが好いということ。その意味は、ご想像にお任せします。
「いちりん、にりん」お会いした方々、お会いできなかった方々、短冊を送ってくださった51名の皆様、朗読を聴いてくださった方々、制作を手伝ってくれた家族、そして私を見守ってくれた星ヶ丘のみんなに心より感謝。ありがとうございました。
「いちりん、にりん - 九月の朝顔 -」 7/1-13 SEWING GALLERY
期間中は7/2、6、7、9、12、13ギャラリーに行きます。
12日には「九月の朝顔」朗読会を予定しています。まだまだ慣れないことですが、もしお時間よろしければ覗きに来てください。詳しくは隣のお知らせにて。 予約はいりませんので、気楽にご参加ください。
2008.07.13.sun.am 「いちりん、にりん 最終日」
ベランダの種から芽が出たゴーヤの葉っぱがだんだん小さくなっています。夜に虫か何かが食べたのでしょうか。ゴーヤは虫が好まないのかと思っていたので、もう少し大きな生き物のような気もしています。朝顔の種も掘り起こされていたことがあったし。でも、あんまり考えるのはやめておきます。
今日で展示最終日。たぶん、のんびり自分のための一日になるような気がしています。ゆっくり時間が流れて、さぁそろそろ5時やなと言って作品をおろして、短冊を外しに行く。7年目だからイメージ出来ます。でも、繰り返すことが、とても心地いい。きっと、それは自分だけのことではなく、一緒にそれを見つめる人たちがいるからでしょうね。さぁ、今日もみんなに会いに行きます。
2008.07.12.sat.pm 「いちりん、にりん 12日目」
朝、ギャラリーについて、濡れ新聞をばらまいて掃除。床に座ってもらうならば、埃を取らねばと思ったからです。それから、お客さんはぽつり、ぽつりとゆっくり。さすが、七夕後の土曜日です。それでも、朗読の練習は出来ないので、文章を見直してイメージをします。3時前にナナエさんが来てくれて、それからもゆっくりだし、たくさん来て欲しい訳ではないのに、どうなるんだろうと思ってしまいます。3時半頃、えみさんが梅酒と梅ジュースをもって来てくれて、中西さんも大きなクーラーボックスでジューシーな桃のフルーツサンドを持ってきてくれました。床にべたっと座ってもらうよりも、ゴザを敷くのがいいかもしれないと、ギャラリーの床に広げます。本当に私の家のようになってしまって、みんなまったりとその上でくつろぎます。4時すぎ、ゆるりゆるりと始めました。途中気が付いたら、始めた時よりもたくさんの人になっていて、10人とちょっとの人。みんながゆったりと聴いてくれているのが、目に入ります。最後に、朗読がちゃんと締められなかった時のために、唄を練習して行ってました。朗読で終わってもよかったのですが、せっかくなのでと唄います。実は、それが、一番ふるえていたり。たぶん、一時間とちょっと。途中、大雨が降って雷もなりました。私の言葉はどう届いたのでしょう。緊張はしませんでした。でも、大丈夫だろうか、しんどくないだろうか、という心配が常にありました。前の「雨の唄」は冊子として形があったのですが、今回はとにかく一時間の朗読としていくつかを選びました。どうだったのでしょうね。快く飲み物、食べものの準備を引き受けてくれた、テーブルのえみさん、青の中西さんに心より感謝です。お二人がいてくれたことで安心できました。本当にありがとうございます。そして、来てくださった皆様にも心より感謝です。 ありがとうございました。
ギャラリーが終わってから、みんなで“お疲れ様会”として、近所のけいらへ。ずっとひとりのご飯だったから、久々に賑やかで楽しい食事でした。がははとわらって、お腹いっぱい食べました。そして、ほっと一息です。明日は最終日。搬出後、短冊を燃して天の川に流しに行きます。
2008.07.12.sat.am 「いちりん、にりん 12日目」
一応、朝から朗読の練習。時間がどのくらいかかるのかをみます。唄や音楽とは違うし、言葉の時間で、ゆっくりとして頂けるのだろうかと考えたり。でも、私の中で考えていても答えの出ないこと。やってみて、聴いてもらうしかないのです。みなさんの協力がこれからの私に必要なのです。
あと二日で展示も終わります。二週目に入ると転がるように、あっという間。でも、七夕の日と今日の朗読会を予定していたので、気を抜くことなく「いちりん、にりん」に向き合うことが出来ました。
今日は早めに行って、ギャラリーの床掃除。朗読はぺたんと床に座って聴いてもらうのがイメージなので。言葉に温度を。まずは私が楽しみます。
2008.07.11.fri 「いちりん、にりん 11日目」
明日の朗読会のことを考えています。どうして、自分はそこまでするのだろうかとも。私はラッキーなことに、ものをつくること、文章を書くこと、展示や朗読、人前で発表することが自分にも出来ることを知りました。そこで考えること、作り出すものは、自分にしかできないことで、何かのためにならなくても行い続けていこうと思っています。地味で地道を好んで歩き、不器用ながらも、ひとつひとつに向き合いたいと思います。今回も悩んで、迷って、考えたから、いろんな気持ちのこもった展示となりました。いい一歩になったと思っています。
そして、昨年に続き独りの朗読会。マリンガールズとは全く違う試みです。仕事から帰って、さぁ、どうやって進めようかと考えていました。しかしながら、読みたいことが多すぎて、1時間ではおさまらなさそう。それを、ちゃんとまとめるのが大切なんですが、どうなりますか。一応、一時間で考えているので、無駄な喋りは少なくせねば。しかし、思い付くのは無駄な喋りばっかりで、どうなるんだろうと思うのです。LIVEですね。もう、その時の空気や風に身を任せることにします。今、決めて、考えても、仕方がないことの方が多いような気がします。明日の風に吹かれよう。とにかくギャラリーに行ってから、ぶつぶつと独りリハーサルをしてみます。来られる人数だって全くわからないのですから、もう時に身をゆだねるしかないのです。
2008.07.10.thu 「いちりん、にりん 10日目」
今日は仕事。嬉しいことに職場の人も個展を順番に観に来てくれるので、お礼を言って展示中の出来事を話します。ギャラリーに居ればいろんな人とお話が出来るのですが、二週間ずっと作品のそばにいることは出来ず。それでもギャラリーのスタッフがずっといてくれるので安心です。今日はどんな光が入って、どんな風に揺れているのか、仕事中も気になって仕方がありません。
仕事の合間、昼休み、ずっと12日の朗読会のことを考えていました。昨年も「雨の唄」で一時間の朗読をしましたが、あの時は冊子をつくっていたので、伝えることが決まっていました。今回は文字に温度を持たせるため、自分の言葉にするための朗読なので、何を読むか考えなければいけません。それでも、どうしようかなと悩むのが実は好きみたいで、マリンガールズの時も一時間の進行は私が考えています。もともと、演劇とかが好きだったので、演出に興味があるのかもしれません。文章も考え直さないといけないのに、一時間の割り振りをノートにいろいろ書き出します。そうしていると、一時間で足りるかなぁと、ずうずうしくなる訳です。でも、実際はまだ文章を書き直さないといけないのに。
今回の朗読会は、学園に三時半ごろいる人に声をかけて、無料自由参加でギャラリーに来てもらおうと思っています。でも、言葉を聞くだけでは、申し訳ないので、飲み物をソーイングテーブルのえみさんに、食べ物をケータリングの青こと中西さんにお願いしています。そちらの方はちゃりんと出店感覚で買っていて頂いて、ちょっとのんびり私のうちに来た気分で聞いてもらえたらいいなと思っています。まぁまぁ、まだまだ楽しませたいなんてことは言えません。私の方が聞いて感想を頂きたい訳で。どうぞ、ご協力お願いしますという気分なのです。七夕も終わったし、告知も充分にしていないので、お客さんがいなかったらごめんなさいと中西さんには前もって言ってます。そうですね。10人くらいの人がギャラリーのそこここに座って、風に揺れる景色を眺めながら聴いてくれるのが理想です。
2008.07.09.wed 「いちりん、にりん 9日目」
台所でお湯をかけて、ギャラリーに戻るとお客さんがひとり。「こんにちは」と声をかけました。振り返った顔は揺れる布ごしだから、すぐにはわからず。よくよく見て、中学、高校の同級生だと気付きます。数日前に、母から電話があり、その彼女に家の前で声をかけてもらい個展のことを言っといたと連絡がありました。ちょっと前の企画展で来てくれていたから、連絡すべきだったのに自分に余裕がなく、バタバタと今日にいたりました。振り返った顔に、懐かしさが込み上げ、わぁっと思っている時に、最初の「こんにちは」がよそ行きだった気がして恥ずかしくなりました。変わらない同級生の穏やかな表情を見て、自分もきっと変っていないのだろうなと思います。今日はいろんな知ってる人が来てくれました。mizucaの荒井さんも来てくれました。ギャラリーの椅子に座る時の方が少ないくらい、お話しをしていました。
そして、岡山の方からワインが届いていると聞いていたのですが、名前を見ても誰だか思い付かず、開けて手紙を読んで、「あっ」。倉敷の蟲文庫 で個展をした際に鞄を買ってくださった方でした。展示中にお会いすることはなかったのですが、昔、昔、大勢の中でギターを持っている姿をお見かけしていて、名前とお人柄はわかります。その方の手紙を読んで、ワインのボトルを見てびっくり。ワインのラベルが「いちりん、にりん」のDMの絵なのです。ちゃんと、日付も入っているし。こんな素敵なことをして頂いて、嬉しくて、学園のあちこちで「私の自慢を聞いてくさい」とワインのボトルを見せびらかしてしまいました。本当に続けていると好いことがあります。人との出会い、繋がりに感謝です。今日も心地好い風の吹く日でした。
2008.07.08.tue 「いちりん、にりん 8日目」
本日、お客さんはゼロ。誰も来なかったそうです。それでも、当番で作品と一緒にいてくれた中島くんに感謝。
七夕の終わった今週はこんな日が続くかもしれません。きっと「人気ないな」と言われると思います。「人気商売じゃないから」と思いつつ「派手なことしたらあかんで」と母によく言われたことを思いだします。ぼちぼち行きましょう。七夕は終わりましたが、個展のための朗読会を自分で決めています。予約なしだから、誰も来ないかもしれないんですけどね。まぁまぁ、それはそれで。と思いますが、飲み物を裏庭の喫茶sewing tableに、食べ物をケータリングの青の中西さんにお願いしているから、ゼロでもいいなんて言えません。それでも、マリンガールズの時のように、ぜひとも、と言えず。まだまだ、一人の朗読には根っこが生えてないのです。これからの一歩のために、お時間がある方は、覗いてみてください、そして「ん〜、こうやで」とご意見をください。七夕が終わったので、気持ちはそちらに集中です。
2008.07.07.mon.pm 「いちりん、にりん 七夕の夜」
七年目の七夕。とにかく、優しい夜でした。穏やかな風を感じていました。これまでのいろんな出来事を思いつつ、丘に集う人たちみんなを愛おしく感じました。何もかわらない。始まったころと同じ気持ち。でも、やっぱり、七夕ごとに一歩、一歩、を踏み出している自分自身がいます。集う人たちに感謝、一緒にいてくれる仲間に感謝。そして、大きく受け止めてくれる自然に感謝。気持ちのいい風の吹く一日でした。
2008.07.07.mon.am 「いちりん、にりん 7日目」
朝から針と糸の作業。あきよさんが作ってくれたマリンガールズの衣装に、三倉さんの言葉を刺繍しました。朝は曇っていたのですが、雨は大丈夫そうです。たぶん。どうでしょう。
前に消してしまった仕事の文章を書いてから、星ヶ丘に向かいます。
2008.07.06.sun 「いちりん、にりん 6日目」
朝からギャラリー。午前中は裏庭に行って七夕のためのキャンドルの準備をえみさんとします。100個ちょっとあるグラスにキャンドルをセットする。グラスは、もう何年も使っているから、草原専用と言わんばかりに色が変わり、ロウがついて形が変わっています。七回目の七夕と言っても、大切にしたいことは変わっていません。何かをするたび、日常を過ごしていても、そんなことを思っています。
今回、ギャラリーの展示は暮らしを描いています。スイッチひとつ、指先一本でなんでもできる便利なこのごろ。京都の町家に住み始めて一年と少し。裸電球をつける時に、右手だけでは安定が悪いので左手も添える。ただ、それだけのことですが、日々を丁寧に見つめたいと思いました。簡単に何かをしてしまうのではなく、何事にも気持ちを注いで、両手で向き合いたい。丁寧に暮らしを見つめたい。今回は両手両足がモチーフになっています。星ヶ丘の裏庭で過ごす七夕の日、いつだって変わりなく過ごすことが出来るのかもしれない。でも、やっぱり、なんでもいいではなく、確かな気持ちを持っていたい。右手だけではなく、左手も添えるように。七年目でも、変わらぬ気持ちで丁寧に向き合いたいと思います。立ち止まって、改めてそんなことを思います。
明日、7月7日、七夕の日。13時頃から17時ぐらいまでギャラリーを開けます。裏庭の喫茶は定休日で休みです。夜店は17時ごろからはじまります。そして、19時半ごろより奧の栴檀の木の下で七夕を綴る朗読。21時には終了と致します。一年に一度の七夕の日。誰かが誰かを喜ばすようなイヴェントではなく、ただ夜空を見上げるきっかけとなる日になりますように。明日は、星ヶ丘で過ごす七年目の七夕です。雨が降っても、槍が降っても、笑顔の絶えない和やかな一日になりますように。
2008.07.05.sat 「いちりん、にりん 5日目」
朝の10時、開店すぐに和紙のお店に自転車で行きました。表紙をつくるまでの作業は、絵を決めて、和紙に色をつけて、その上からメディウムを塗って、下絵を裏から描いて、糸で描きます。ということで、絵の具を乾かして、メディウムを乾かすのに時間が かかって、ひとつの作品でもなかなか捗りません。間に文章を書いて、たまに扉の間のハエ状況をチェックして。和紙を買って、朝から作業をし始めて、出来たのは午後4時。土曜日だし、出来次第、ギャラリーに行くつもりだったのですが、仕事の締め切りに間に合ったということで有効な一日になったと思うことにします。当番でギャラリーにいてくれる中島くんのお陰です。それでも、とにかく星ヶ丘経由でバイエルに行くつもり。急いで仕事の作品を梱包して、パソコンを見ると固まっていて動かず、強制終了。あっ、と思った時には、もう手遅れ、仕事の冊子のために書いた文章を保存してなくて消してしまいました。まったくもって、そそっかしい。焦っても何も出来ないのです。
星ヶ丘に6時前に滑りこんで、郵便で届いた短冊を桜の木にかけます。そしてバイエルへ。お客さまが三組ほどおられました。忙しいのが分かるから、カウンターに座って、黙ってゴソゴソ。みんな帰って片付けが終わってから、三倉さんとマリンの打ち合わせ。一応、練習できるものは練習して、後は互いに準備するものを振り分けます。いつも、何かするときには、いろいろ忙しいことが重なるけど、なんとかやってきてるもんなぁとしみじみ話します。マリンガールズとしても七年目の七夕です。朗読を聞いてもらうというより、七夕の夜に何かを思うきっかけを。裏庭のセンダンの木の下から、小さな囁きを夜空に届けるために、ささやかな言葉を綴ります。
家に帰ると午前1時前。お天気が良かったし、ベランダの植木にバケツと柄杓で水をやります。そして、同じバケツと柄杓で行水、体を洗います。京都は湿度の都です。とにかく、蒸し暑くじわっと汗がにじみます。明日はギャラリーに朝から行きます。いろんな出会いがありますように。今日に来て下さった皆様。間に合わずに申し訳ございませんでした。会いたかったです。お話しがしたかったです。
2008.07.04.fri 「いちりん、にりん 4日目」
朝起きて何か変だなと感じたら、また扉の間にハエが大量発生。一匹、二匹、三匹と。どこからともなく現れます。でも、前と違うのは、私自身。あっ、またや。ぐらいなもんで。「隙間はガムテープでふさいだし、どこから来るんやろ」くらいの大らかな自分に気が付きます。二、三匹叩いて、後は「もう、しゃぁない」と台所には来ないようにと扉を閉めて家を出ました。前よりましとは言え、少しは気になります。でも、表紙の仕事のラフ画にオッケーが出るかの方が気になっていました。
家に帰って、すぐに扉の間をノック。そろり、そろり、扉を開けると、一匹だけが飛んでいます。夜になるといなくなるのは知っていました。たらしっぱなしのハエトリリボンで10匹ぐらいやられていて、おぞましい光景。やっぱり昼間はえらいことになっていたようです。それでも、不思議と前より焦りのない自分に驚きます。人は経験で成長するのです。
ハエより気になっていた仕事。昼にコンビニでFAXした表紙のラフ案の方もオッケーだったのですが、ベースとなる和紙の在庫が無くなっていることに気づいてませんでした。いつも10枚くらいまとめて買っているのに、個展のことばかりで頭がいっぱい、チェックするのを忘れていました。明日は中島くんがギャラリー当番なので、仕事の作業をして、原画を送ってから交代するつもりでした。しかし、朝から紙を買いにいって、色づけして、乾かして、刺繍をして、とかなり時間のかかる作業の日になりそうです。もしかしたら、ギャラリーは中島くんにお願いするかもしれません。材料の管理が出来ていなかった自分が悪い。失敗しました。
10月の展示の日を決めました。10/1 〜5 DOOR(松江)にて。いつまでもずるずる悩んでいてはいけないと、今日の昼に決めました。期間中には朗読会と、松江の人との何らかの会をするつもりです。展示中は松江に滞在、ホテル暮らしを考えているので、またいろいろDOORの香苗さんと考えて行くつもりです。タイトルは一応、仮なのですが「左手も添えて」です。まだ、まとまらない文章を、朗読をしながら温度のある言葉にしていきたいです。
2008.07.03.thu 「いちりん、にりん 3日目」
父からもらったオンシジュームの黄色い花が咲きました。もしかして、と思って楽しみにしていたオリーブの実は赤ちゃんのまましぼんでしまいました。椿野さんにもらった朝顔の種は二回目で芽が出て、いのくまの朝顔と呼んでいる我が家の格子の朝顔は成長しています。
とにかく、考えすぎの性格で、考え出したら止まりません。とくに、心配ごとの方は坂を転がるように拍車がかかります。ちょっと思ったことで、答えが見えないからと、だんだん、どんどん、心配になる。そのうち気になって仕方がない。今日は、一日中あることを考えていました。それでも、大丈夫やってきっと、と自分に言い聞かせつつ。そして、夜にその心配ごとの本人から連絡。考えすぎだということが、自分に対する反省に代わります。もっと信じることです。信じてる 「んですけど」では失礼なことなのです。そんなことを思っていると、夜から雨。日中は曇り空でも晴れていました。ギャラリーの方はゆっくりだったけど、何人か来てくれたようです。
今日は夜に、バイエルで“おんさ”のチラシの折る日。だというのに、仕事の書類が届くから休ませてもらいました。みんな、がんばっているのに申し訳ない。今日は、なんとなく反省の日であります。
本日、来てくださった方。お会いできませんできたが、ありがとうございました。
2008.07.02.wed 「いちりん、にりん 2日目」
今日は星ヶ丘。期待以上にたくさん来てくれて何曜日かなと考えてしまいます。会社の方、星ヶ丘によく来てくださる方。一年前に展示を観て下さった方に「お久しぶりです」と私から声をかけると「覚えていてくれたのですか」と笑顔。七夕の繋り、また来てくださることに感謝です。ナナエさんやシャムアの松橋さんと、秋山さんもゆっくり観てくれました。毎年、同じ場所で、同じ季節に行う緊張感があります。でも、昔から私を見てくれている人へ、続けると言う自分の意志を伝える機会のようにも思います。終わりがけ、永井さんも電話をくれました。本当は展示を観て欲しかったけど、観てもらったら観てもらったでまた緊張なので、まぁまぁ、仕方がないと受け止めます。でも、連絡をもらえるだけでも嬉しいです。そして、今日は短冊の郵便が5、6通届きました。知っている人、知らない人。嬉しいことです。まだ、まだ、間に合うので、ぜひ送ってください。
今年も展示のための音を中島くんにお願いしました。余韻を弾くというピアノの音は、落ち着きのない私をいつでもリラックスさせてくれます。自信なさげにもらったのですが、展示を観てから作ってくれているので作品に寄り添います。いつもながら感謝です。日が落ちてからの作品を眺めて、出来たばかりの音が染みこむのを感じました。明日も好い日でありますように。今日という日に感謝です。
家に帰ると新潟の昌代さんからお菓子と短冊が届いていました。来年の夏以降、新潟で朗読会をしようと考えています。言葉に温もりを。その一歩としていろんなところで朗読をしたいと思います。来てください、一緒にしませんかと言ってもらったら、いろいろ考えていくつもりです。でも、まずは新潟。ひとつの出会いを大切にしたい。そんな気持ちを持って考えて行きたいと思っています。
2008.07.01.tue 「いちりん、にりん 初日」
今日は仕事。好い天気だから、ギャラリーにも好い風が吹いているのだろうと想像します。今回の展示を考えるにあたって「光と風」が頭の中にありました。朝、朽ちた畳に光が差している。夜、窓にかけた布が揺れる。家が呼吸し、私も呼吸を合わせます。暮らしを描き、光と風を感じられる空間をつくりたい。
作品に使っている布は、今の家に網戸がないからムシが入らないようにと掛けているのと同じ素材を選びました。実際はスカーフなのですが、目があらいので布ごしに洗濯ものやベランダの景色を見られるのも心地よく、生活の一部になっています。今回「暮らしを描く」と考えた時、素材をどうするか悩みました。ある日、毎日、見て触っている布に自分の日々を描くイメージが重なりました。実際に展示を観て頂くと分かると思うのですが、目はあらく向こう側が見えるくらい糸が重なりあっただけの布。針を刺すというより、通り抜けてしまう。玉留めもひっかからない。玉留めをのりで付けたり、くくりつけながらとか、いろいろ試しました。「あかんかな」と思ってからの「もしかして」というひらめきは結構上手くいくようで、一度くじけてみるのも後々の「やってよかった」に繋がります。私は個展をする際、作品のひとつひとつではなく、その空間で作品と人とがどう重なるかをイメージします。揺れる布、その向こう側を歩く人。眺める人の向こう側、風が吹き、光が差して、時にかげる。作品と自然が重なった景色。個展は始まったけど、展示は完成していません。最終日まで、日々の天候、いろんな人との出会いによって、展示は形を変えるのだと思っています。
明日はギャラリー当番です。搬入から一日経ち、落ち着いて観る作品。どうやろかと少し緊張しています。今日もずっと気になっていたので、早く作品のそばに行きたいです。
「左手も添えて」
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![]() 『ボタンとリボン』[BUTTONS AND BOWS] |
la voix du vent・fantastic something poetry reading live2008.09.21.sun 15:00 start |
swimy 協同公募企画展 「おんさ」
2008.07.30 - 08.10 |
- 九月の朝顔 -
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いちりん、にりん - 九月の朝顔 -![]()
2008年7月1日〜7月13日 |
marine girls poetry reading live at RUSTIC HOUSE日時:2008年6月22日(日) 19:30 start |
九月の朝顔言葉と糸で暮らしを描いた作品展 2008年2月22日〜3月6日 |
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9つの机 展
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![]() Fantastic Something 表紙原画展 in 松江2001年より北堀江のシャムアで発行している小冊子「Fantastic Something」。 その冊子には、もの書きを生業にしていない人達の詩や散文が収められています。 9月2日にFantastic Somethingをまとめた本がBOOKLOREより発売されました。 その発売を記念して、Fantastic Something初刊より表紙画を制作し続けている畑尾和美の表紙原画展をミリバールギャラリーに引き続き松江のsouka ギャラリーにて開催します。 |
![]() Fantastic Something 表紙原画展2001年より北堀江のシャムアで発行している小冊子「Fantastic Something」。 その冊子には、もの書きを生業にしていない人達の詩や散文が収められています。 9月2日にFantastic Somethingをまとめた本がBOOKLOREより発売されます。 その発売を記念して、Fantastic Something初刊より表紙画を制作し続けている畑尾和美の表紙原画展をミリバールギャラリーにて開催します。 畑尾和美は身近のものを使い毎回冊子のテーマに沿った表紙を制作しています。彼女の制作活動はこの表紙画がきっかけではじまり、今では各地で個展を開催するようになりました。そんな彼女の作家活動の原点から現在までの流れを見てとることのできる作品展です。 |

日々の小さな事柄と繋がりを綴る作品展



SEWING GALLERYは2007年11月19日に5周年を迎えます。それに合わせて、ソーイングギャラリースタッフ9人が集まったグループ展「9つの机」を開催します。ギャラリー内には9つの机が置かれ、その机でスタッフそれぞれが自らの表現発表を行ないます。
